2004年10月21日

悪い事はネタにされるのよね

水曜に朝刊を読んでいると、「自転車界 薬物検査とのレース」という悲しいタイトルの記事がありました。
まさかと思えば、やはりタイラー・ハミルトンの記事でした。オリンピックで金メダルとった時には、1行にも満たないほんとにちっちゃい扱いだったのに、ドーピングとなると途端に特集記事なんですもの、「自転車=ドーピング」みたいな報道はやめましょうよ〜(泣)

自転車ファンでない方に説明しますと、タイラー・ハミルトン(33)というアメリカの選手は、非常にガッツのある走りで有名なんです。特に2003年のツール・ド・フランスでは、序盤に鎖骨骨折というアクシデントがありながらも3週間走り続け、総合4位にまで上り詰めたんです。誠実な人柄はHP上での日記にも現れていて、今年のツールをリタイアする時なんか、各チームカーに挨拶してからだったし。。。

2004年ツール・ド・フランスのリタイアでがっかりしていたファンに、オリンピックタイムトライアルの金メダルは朗報でした。さらに9月のスペインを1周するヴェルタ・ア・エスパーニャでも、タイムトライアルのステージで優勝し、ガッツのある走りが見られるかな、と期待のかかったところでのリタイアでした。その後ヴェルタでのドーピング検査で陽性反応が出たとか、オリンピックでも陽性が出たとかいうニュースが聞かれ始めまして。

個人的にはハミルトンのことは応援しているので、ドーピングネタについては、白黒はっきりするまで「ニュース拾い読み」でも扱う気はなかったんですが、普段自転車ロードレースを扱ってくれない一般紙にどかんと載ってしまったので。。。翻訳記事ではあるんですが、残念ですね。。。

Posted by akemi at 2004年10月21日 19:12 | TrackBack