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| 日時/曜日 | 開催地 | 距離 | |
| 8/22（日） | サン・セバスチャン（スペイン） | 241km | |
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チューリッヒをスタートして大きく72.5kmを１周し、次に内側42.1kmを4周してチューリッヒにゴールする全241km。 スタートして10kmでアタックを決めたのはデイビッド・ザブリスキー(USP)、カルロス・バレド(LIB)の２人。最大21分の差をつけることになる。追走に出たのはフランク・シュレック(CSC)とクリストフ・マンジャン(FDJ)の２人。6'30"まで追い上げるが、つかまえることはできず、残り80kmで集団に吸収された。 アレクサンドル・ビノクロフの為にTMBが、パオロ・ベッティーニ（現在WC2位）の為にQSDが、ダビド・レベリン（現在WCリーダー）の為にGSTが献身的に追い上げに徹し、残り109km地点で19'12"だったタイム差を残り82km（残り2周）地点では10'58"にまで縮めていた。（27kmで約8分!!） 残り64km、ファネンシュティール(Pfannenstiel)の登りで、ザブリスキーがアタック。バレドは自分のペースで登って行く。残り40kmのフォルシュ(Forch)の登りでは、逆にバレドがアタック。ファネンシュティールでのアタックが最後の賭けだったザブリスキーは止まりそうなくらい失速していった。 残り42km、ラスト１周、先頭と集団のタイム差は2'40" 残り39kmで2分を切る。 集団から10名ほどが抜け出し、先頭はステファノ・カサグランデ(LMP)、マーカス・ツベルグ(GST)、ビノクロフ、マイケル・ロジャース(QSD)の４人。 追走するのはホセバ・アルビス(EUS)、でもちょっと失速気味。 残り34km、アルビスは吸収。先頭４人とのタイム差は27"。 GST/QSDは先頭の逃げグループにいるため集団の先頭を引く必要がなく、オスカル・フレイレ（現在WC3位）のいるRABが集団を引く。 先頭では後ろの集団にいるエースのため、ロジャース、ツベルグは先頭交代をしないので、カサグランデ、ビノクロフで引きながら、カサグランデは２人に怒っている。（カサグランデも２人が引かない理由は分かっているが、勝負がかかってるから） 25km、ツベルグはチームの作戦変更があったらしく、先頭交代に加わるようになった。ロジャースのみ、後ろにつく。 集団から先頭の４人が見えて来たところで、エリック・デッケル(RAB)がちょっと飛び出す。 勝負所のファネンシュティールにさしかかったところで、ベッティーニが飛び出し、すぐにレベリンが反応、ミカエル・アルバジーニ(PHO)がついて３人で先頭。ほどなく集団も追いつき、フランシスコ・ビラ・エランドネア(LMP)が単独アタック。残り20km 追走はビノクロフ、ダビー・モンクティエ(COF)、リック・ベルブリュッヘ(LOT)など。レベリンはベッティーニをぴったりマークで、２人だけで勝負をしているかのよう。 集団はばらけたものの、下りきって残りの30名くらいの集団も合流し１つに。 登りでレベリンがアタック。少し遅れてベッティーニが追走。800mにわたる登り。ベッティーニがついていけない。レベリンは後ろを振り返らず登りきった。 ビノクロフは集団についていけない。集団はバラバラに。 残り14km、最後の登りWetzwilでレベリンがアタック。 残り10kim、レベリン単独トップ、少し遅れてベッティーニ単独。 残り8km、下りでレベリンに追いつくベッティーニ。さらにサボルデッリ、ダリオ・フリーゴ(FAS)の２人が追いつき、先頭は４人。 ベッティーニたちが74,75km/hで下っていたので、下りの速いサボルデッリは80km/hくらい出ていたことだろう。下りはフラつくというフリーゴがパオロ・サボルデッリ(TMB)について下ってきたということか。 ５番手は単独でオランダチャンピオンのエリック・デッケル(RAB)。その後ろに集団。 残り6km、ベルブリュッヘ２番目の集団からアタック、デッケルが２番手。先頭の４人が吸収され、集団は１つに。 残り3km、マイケル・バリー(USP)がアタックして単独トップ。 パトリック・シンケヴィッツ(QSD)、デッケルが先頭でバリーを吸収。集団は30名ほどの１つの集団に。 シンケヴィッツは先頭でベッティーニのためにすばらしい仕事をする。アタックが出ない。 シンケヴィッツが先頭交代で下がったとたん、先頭になったデッケルがアタック！ 残り1km、デッケル単独。集団はお見合いモード。 ディフェンディングチャンピオンのダニエル・ナルデッロ先頭で追いつきデッケルはあきらめる。 残り500m、集団スプリントになる。 横に広がった集団の真ん中からバリーが先頭に。 その右からアントニオ・フレチャ(FAS)、ディミトリー・フォフォノフ(COF)、レベリン、左からはベッティーニ、その後ろにジェローム・ピノ(BLB)。バリーは失速していく。ジョージ・ヒンカピー(USP)は左端でがんばって8位。バリーは7位 フレチャが右手を挙げてゴール。左に並んだベッティーニは「え？」って感じにフレチャを見る。レベリンはすかさずベッティーニの位置（順位）を確認していた。ベッティーニの後ろにいたピノが3位。フォフォノフ、アルバジーニと続いて、レベリンは6位。フレイレは9位。 ゴールスプリントだったので、得意の弓矢のポーズをする暇はなかったが、ワールドカップでの初優勝となった。ベッティーニはワールドカップ3戦連続で2位だが、レベリンとの差は6ptsにまで迫った。次のWC第9戦パリ〜ツールはスプリンター向けなので、今年のWCリーダー争いは最終戦ジロ・デ・ロンバルディアでのお楽しみとなった。 | |||
| １位 | ファン・アントニオ・フレチャ(Fassa Bortolo) | ||
| ２位 | パオロ・ベッティーニ(QuickStep) | ||
| ３位 | ジェローム・ピノ(Brioches la Boulangere) | ||
| ワールドカップ順位 | ||||
| １位 | ２位 | ３位 | ４位 | ５位 |
| ダビド・レベリン(GST) 314pts +32 | パオロ・ベッティーニ(QSD) 308pts +70 | オスカル・フレイレ(RAB) 202pts +40 | スチュアート・オグレディ(COF) 150pts +0 | マイケル・ボーヘルト(RAB) 146pts +0 |
| ６位 | ７位 | ８位 | ９位 | ９位 |
| ファン・アントニオ・フレチャ(FAS)140pts +100↑ | エリック・デッケル(RAB) 137pts +0↓ | ステファン・ウェーゼマン(TMB) 131pts +0↓ | エリック・ザベル(TMB) 108pts +0↓ | マニュス・バクステット(ALS) 100pts +0↓ |