クラシカ・サン・セバスチャン

WorldCup第7戦、Clasica San Sebastianがスペインのバスク地方サン・セバスチャンにて、8/7に行われました。



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日時/曜日 開催地 距離
8/7(日) サン・セバスチャン(スペイン) 227km
序盤29km、2級山岳Alto de Garateでアタックがかかり、大きなグループとなる。 アレクサンドル・モース(PHO)、ロベルト・スガンベルリ(VIN)、カルロス・バレド(LIB)、ピーター・ウィーニングとリーバイ・ライフェマーとカルステン・クローン(RAB)、ベンジャミン・ノバル(USP)、ダビド・カニャダ(SAU)、ベキム・クリステンセン(CSC)、クース・モーレンホウトとアクセル・メルクス(LOT)、ダニエル・アティエンサとディミトリー・フォフォノフ(COF)、ダニエル・ナルデッロジュゼッペ・グエリーニ(TMB)、ニコラ・イナウディとイニゴ・チャウレアウ(AG2)、ローラン・デュフォーとパトリック・シンケヴィッツ(QSD)、ホセ・アンヘル・ゴメス(PAT)、ルーベン・プラザ(KLM)、ゴラジュ・スタンゲイ(SAE)、アンドレイ・ハウプトマンとミケーレ・スコット(LMP)、ゲオルグ・トーチニヒ(GST)の25人。 48kmを過ぎてタイム差は1'32"、55kmを過ぎる頃には2'30"まで開いた。

2級山岳のAlto de Azkarate,Udanaを越えて120kmを過ぎると、タイム差は1'00まで詰まる。 先頭ではさらにアタックがあり、残り63kmではモース、スガンベルリ、バレド、ライフェマー、クローン、クリステンセン、ナルデッロ、イナウディ、チャウレアウ、デュフォー、プラザ、スタンゲイ、ハウプトマン、スコットの14名が先頭グループとなる。

さらに20km後(おそらく残り40kmくらい)のAlto de Gaintxurizaketaでライフェマー、プラザがさらにアタックし、残りの逃げ集団に40"の差をつけるが、このレースの最高峰ハイスキベルは目前。メイン集団と先頭の2人とのタイム差は1'40"。

逃げている2人にスタンゲイ(SAE)が追いつき3人での逃げ。追走する第2集団がいて、3番目にメイン集団。 ハイスキベルが最大の登り。その少し手前の登りでライフェマーが単独アタック。プラザ、スタンゲイの2人がおいていかれる。メイン集団はパオロ・ベッティーニ(QSD)が先頭でスピードを上げて行く。

集団の速度が上がったところでアレハンドロ・バルベルデ(KEL)がパンク。チームメイトからタイヤをもらって復帰する。 その頃ハイスキベル山頂を越えたベッティーニがアタック。先頭はベッティーニ、トーチニヒとダビド・レベリン(GST)、マルコス・セラーノ(LIB)、イバン・バッソ(CSC)、ホセ・アルベルト・マルティネス(RLX)、ミゲル・マルティン・ペルディグェロ(SAU)の8名。残り35km。

第2集団の先頭にはヤン・ウルリッヒ(TMB)など。世界チャンピオンのイゴル・アスタルロア(LMP)、元世界チャンピオンのオスカル・フレイレ(RAB)。 ハイスキベル山頂、追走2人が42秒、3人が46、51秒で次のグループ。約1分でメイン集団。 ウルリッヒパンク。MAVICカーからの支給を受けようとするが、メーカーがあわなかったのか?水だけ渡して去る。チームカーを待つことになった。(詳しくは「ニュース拾い読み」で)

残り15km、ベッティーニ様子見アタック。
残り10km、先頭8名と後続とのタイム差は1'30"。レベリンの為に積極的に先頭を引くのはトーチニヒ。29kmから逃げているので、約200km逃げていたことになる。
残り9kmを過ぎて、バッソにトラブルがあったようで、チームカーを利用して先頭に復帰していた。

第2集団を積極的にひくのはホセ・アントニオ・フレチャ(FAS)。約15名のグループ。 残り4km、セラーノがアタック。ベッティーニが速攻チェックし、他のメンバーもおいつく。そこでマルティンがカウンターアタックするが、すぐにチェックが入りやめる。さらにトーチニヒがカウンターアタック。バッソが先頭で追走し、ベッティーニ、その後ろにレベリンがぴったりマーク。

残り2km、トーチニヒがアタック。ベッティーニが追わなくていけない。
残り1km、バッソが前に出るが先頭を引くような形に。
残り300m、バッソマルティンが右から。ベッティーニがいそいで追いかける。
ラストは軽く左に曲がったコーナーで、内側のレベリンをチェックしていたベッティーニの外側からマルティンがスプリント。ベッティーニが一瞬気づくのに遅れ、追い上げるもマルティンがそのまま逃げ切り優勝!

ホセバ・ベロキ(DNF)はSaunier Duvalのジャージで、アレハンドロ・バルベルデ(61位)、ダミアーノ・クネーゴ(21位)、ホセ・アントニオ・ペチャロマン(50位)も出場していた。ちっともTVには映らなかったけど。
1位ミゲル・マルティン・ペルディグェロ(Saunier Duval)
2位 パオロ・ベッティーニ(QuickStep)
3位 ダビド・レベリン(Gerolsteiner)
ワールドカップ順位
1位2位3位4位5位
ダビド・レベリン(GST) 282pts +50パオロ・ベッティーニ(QSD) 238pts +70オスカル・フレイレ(RAB) 182pts +15スチュアート・オグレディ(COF) 150pts +0マイケル・ボーヘルト(RAB) 146pts +0
6位7位8位9位9位
エリック・デッケル(RAB) 137pts +7↑ステファン・ウェーゼマン(TMB) 131pts +0↓エリック・ザベル(TMB) 108pts +0マニュス・バクステット(ALS) 100pts +0ミゲル・マルティン・ペルディグェロ(SAU) 100pts↑