9/14(火) 第11ステージ サン・ビセンテ・デル・ラスペイグ 〜 カラバカ・デ・ラ・クルス 165km
スプリントポイントが3つあり、ゴールに向かって少し登ってはいるものの山岳ポイント無いコース。

5km地点でデビッド・ザブリスキー(USP)が1人逃げを決める。ザブリスキーは総合では56'17"遅れの107位なので、暫定リーダーは・・・ないかな。レースリーダーを抱えるUSPは集団をコントロールする必要があるが、先頭で逃げの選手がいればその必要がなくなるので、他のアシスト選手の消耗が少なくてすむ、という作戦らしい。

序盤7km地点で、9"遅れで総合2位のアレハンドロ・バルベルデ(VKE)が落車。ホイルがぐにゃりと曲がっている。背中部分がビリビリに破れたジャージを、バイクに乗ったレポーターが説明していた。これにより集団はペースを上げなかったもよう。左膝からは血が流れ痛々しい姿で走っていた。

15.8km、第1スプリントポイントでは、ザブリスキー、エリック・ザベル、イニゴ・チャウレアウ(AG2)の順。

75km、第2スプリントポイントでは、ザブリスキー、ザベル、アントニオ・コロム(IBB)の順。
現在ポイントリーダーのスチュアート・オグレディ(COF)と、2位ザベルとのポイント差は4pts。2ptsずつ取ったザベルが、この時点でオグレディに並んだ。

80kmの補給ポイントを集団が通過する時には、タイム差が17'30"まで広がる。 102km地点残り61kmで、タイム差は最大19'42"。ザブリスキーは100km近く単独で逃げているのに時速50km/h。 ようやく集団も追撃を始め、IBB/LIB/FAS/COFなどが先頭交代をする。

残り56kmを集団が通過した時、先頭のザブリスキーは残り48kmを通過していた。
140.7km(残り25km)、第3スプリントポイントでは、ザブリスキー、ザベル、ファビオ・サッキ(FAS)の順。

集団が25km通過でザブリスキーが20km、集団が20kmを通過した後でザブリスキーが15kmを通過、という感じが続く。
残り10km、4'37"
残り7km、3'33"
残り5km、2'44"。ザブリスキーの逃げは決まりかも。
残り500m、ジャージのファスナーを上げ、後ろを確認し、両手を上げてゴール。 ザブリスキーにとってプロ4年目の初勝利となった

約1分後に集団がゴールスプリント開始。
残り1km、FASアシスト、ザベル、オグレディ、ペタッキ、マルコ・ザノッティ(VIN)の順。
ペタッキは周りをブロックされている。 オグレディが先行。ペタッキは右から飛び出しゴールスプリントを制した。 オグレディ、ザノッティ、ザベルと続き、なんと6位はステファノ・ガルゼッリ(VIN)。

総合順位に変化無し。オールラウンダーの白いジャージがマンセボからバルベルデに。
1位デビッド・ザブリスキー(USP)2位アレッサンドロ・ペタッキ(USP)3位スチュアート・オグレディ(COF)4位マルコ・ザノッティ(VIN)5位エリック・ザベル(TMB)
フロイド・ランディス(USP) スチュアート・オグレディ(COF) 山岳ホセ・ミゲル・エリアス(RLX) オールラウンダーアレハンドロ・バルベルデ(VKE)

 
総 合 順 位
1位:F.ランディス(USP)→ 2位:A.バルベルデ(VKE)→ 3位:F.マンセボ(IBB)→ 4位:I.ノサル(LIB)→ 5位:R.エラス(USP)→
6位:M.ベルトラン(USP)→ 7位:C.サストレ(CSC)→ 8位:D.メンショフ(IBB)→ 9位:A.ゴンザレス(FAS)→ 10位:A.ゴメス(PAT)→