7/17(日) | 第15ステージ | レザ・シュール・レズ(Lezat-sur-Leze) 〜 サン・ラリー・スラン(プラダテ)(Saint-Lary Soulan [Pla d'Adet]) | 205.5km | ||||||||||||||||||||||||||||||
![]() 10年前、ポルテ・ダスペの下りで落車し亡くなったファビオ・カサルテッリ(Motorola)。今日の選手たちはカサルテッリを偲んで「FIBIO」の文字が入った白いリストバンドを身につけての出走となった。 35km付近で14人の逃げが決まる。 ローラン・ブロシャール(BTL)、ジェローム・ピノ(BTL)、ジョージ・ヒンカピー(DIS)、アレッサンドロ・ベルトリーニ(DMV)、オスカル・ペレイロ(PHO)、オスカル・セビリヤ(TMB)、マイケル・ボーヘルト(RAB)、カルステン・クローン(RAB)、エリック・デッケル(RAB)、ルーベンス・ベルトリアーティ(SAU)、アラン・デイビス(LIB)、ピエトロ・カウキォリ(CA)、イケル・カマノ(EUS)、ミケル・アスタルロサ(AG2) RABはチームで山岳ポイントをとって、ミカエル・ラスムッセン(RAB)の山岳リーダーを守ろうという戦略。ヒンカピー、セビリヤは終盤のチームメイトのアタックに備えて逃げ集団に加わったと思われる。 第1スプリントポイント、アランデイビス、カウキォリ、アスタルロサ 第2スプリントポイント、ベルトリーニ、カウキォリ、デイビス 85km第1山岳ポイント"Portet d'Aspet"(2級)、デッケル、カウキォリ、ボーヘルト 残り113km、先頭からメイン集団のタイム差は17分、メイン集団はDIS4人+アームストロング+DIS1人。 100.5km第2山岳ポイント"Col de Mente"(1級)、デッケル、クローン、ボーヘルト。 登りが始まると、先頭集団からデッケル、ベルトリアーティ、アスタルロサ、ピノがちぎれる。 メイン集団からは昨日頑張ったガルゼッリがちぎれ始める。 ちぎれかけていたベルトリーニは下りで先頭集団に追いつく。 137.5km第3山岳ポイント"Col de Portillon"(1級)、クローン、ボーヘルト ダビド・ヘレロ(EUS)リタイア 登りでサヴォルデッリが落車したらしい。特に外傷はなくすぐに復帰 デイビスが遅れる 残り50km、先頭から追走まで37"、メイン集団まで14'57" メイン集団ではサストレ(CSC)、DIS4人。サストレの引きでメイン集団が有力勢20名前後にしぼられる。 ランス・アームストロング(DIS)の後ろにはイバン・バッソ(CSC)、ヤン・ウルリッヒ(TMB)、ミカエル・ラスムッセン(RAB)、アンドレアス・クレーデン(TMB)、アレクサンドル・ヴィノクロフ(TMB)、フロイド・ランディス(PHO)、フランシスコ・マンセボ(IBB)、リーバイ・ライフェマー(GST)、レオナルド・ピエポリ(SAU)、クリス・ホーナー(SAU)、エディ・マッツォレーニ(LMP)、クリストフ・モロー(CA)、アンドレイ・カシェキン(CA)、カデル・エバンス(DVL)。 162km第4山岳ポイント"Col de Peyresourde"(1級)、ブロシャール、ボーヘルト、ペレイロ 残り28km、先頭はペレイロ、ブロシャール、ヒンカピー、ボーヘルト。きれぎれなセビリヤ。 先頭をジュゼッペ・グエリーニ(TMB)が引くと、前を引いていたホセ・ルイス・ルビエラ(DIS)、カルロス・サストレ(CSC)が遅れる。 クレーデン、スベルディア、グベール、コンタドール、ヤクシェがメイン集団から離れて行く。 ホセ・アゼベド(DIS)が先頭を引いていたところ、ヴィノクロフが出て来てペースアップ。 グエリーニ、ルビエラが遅れる。 モローも遅れる。 残り25km、バッソが先頭でペースアップ。2番手のウルリッヒについていたアームストロングだが、差が縮まらないのでアームストロングが前に出てバッソにつく。ウルリッヒは差が開いていく。 ヤロスラフ・ポポヴィッチ(DIS)ちぎれる。お仕事終了。 マッツォレーニもちぎれる。 ウルリッヒが追いつき3人になったところで、またちょっとバッソがペースアップ。 後ろではヴィノクロフ、ライフェマー、ピエポリ、ライフェマー、ランディス、ラスムッセン、マンセボ、前から落ちて来たクローンも合流。 残り21km、先頭は6人(ペレイロ、ブロシャール、ボーヘルト、ヒンカピー、カウキォリ、セビリヤ)、8'14"アームストロングたち3人、8'49"ラスムッセン集団。 前から落ちて来たベルトリアーティが合流してアームストロング集団は4人に。 182.5km第5山岳ポイント"Col de Val-Louron-Azet"(1級) 山頂直前でブロシャールがアタックして、1位通過。 ペレイロ、ボーヘルトの順。 7'37"遅れでアームストロング集団が通過。 8'47"遅れでラスムッセン集団が通過。モロー、マッツォレーニもここで合流。 アームストロング集団ではピノも合流して5人で下る。 ゴールに向けての登り。 残り10km、セビリヤがアタック。 ペレイロの追い上げでセビリヤは抜かれ、先頭はペレイロ、ボーヘルト、ヒンカピー。 カウキォリ、ブロシャールがついていけない。 残り8km、先頭の3人からアームストロングたちまで7'42"、ラスムッセンたちまで8'39"。 勾配がきつくなったところでアームストロングが前に飛び出す。 バッソ、ウルリッヒが交代して先頭に出る。 バッソがアタック、一人で飛び出す。ウルリッヒが追いかけないのを確認して、バッソを追いかけるのはアームストロング! カマノをパスしていくバッソ&アームストロング。 ウルリッヒはそう離れてはいない。約15"の遅れ。 ヴィノクロフがラスムッセン集団からアタック! マンセボが追走。 ポポヴィッチ、マッツォレーニをパスして、マンセボが先行、少し後ろにヴィノクロフ。 残り6km、先頭の3人にカウキォリが追いついた。 残り5km、4人で通過。 カウキォリが最初にアタック! 放送では興奮した白戸さんがカウトロ・ピエッキォーリ! 個人的に超ウケた! ペレイロが速攻で追いつき先行。続いてヒンカピーもペレイロに続く。 ボーヘルト、カウキォリが遅れる。 残り4km、ペレイロがさらに加速。ヒンカピーがマーク。 2人で会話して、ヒンカピーが「うんうん」とうなづいた。どんな会話だ?? アームストロングとウルリッヒの差は約20"に広がった。 ラスムッセンがヴィノクロフをパスしていく。 カメラバイクと観客が接触。倒れいていたのが観客で良かった、と思わず思ってしまった。 リプレイを見ると、ペレイロの真横で並走していたファンで、思いっきりカメラバイクの進路妨害をしていて、巻き込まれても仕方ないと思ったのは私だけかしら。 前から落ちて来たセビリヤがウルリッヒをアシストしようと待っていた。 残り3km、ペレイロ、ヒンカピーで通過。 アームストロングとウルリッヒのタイム差が25"に広がった。 残り2km、熱狂的な観客(特にバスクファン)に囲まれ進路が見えない中を、ペレイロ、ヒンカピーで通過。 残り1km、ペレイロ先行、後ろにヒンカピーで通過。ラスト1kmはフェンスでコースが区切られるので、選手には安心だったかも。 ペレイロダンシング、ヒンカピーもダンシング。ペレイロのをちらちら見ている。 残り300m、ペレイロがかける、ヒナピーがスプリント。ペレイロはついてこれない。ヒンカピーが余裕に。ヒンカピ−が両手をあげてフィニッシュ。首を横に振って「信じられない」といった感じ。 バッソ、アームストロングでフィニッシュ。 ウルリッヒをアシストしながらセビリヤが走っていると、ラスムッセン、マンセボ組が追い込んで来た。 ゴール後のアームストロングがすぐにヒンカピーのところへ来て祝福してくれた。
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