5/12(木) 第5ステージ チェラーノ 〜 ラクイア 223km
ダニーロ・ディルーカの地元らしい。Spoltoreという、スタート付近Abruzzoから50kmくらいのところが出身。
ゴール前にちょっと急な登りがあるので、ベッティーニ、クネゴ、ディルーカのような選手向き、と言われる。

本日最初のアタックはスタートして10kmでフランク・ヘイ(GST)。すぐに吸収される。
16kmでアンヘル・ゴメス(SAU)もアタックするが、2kmほどで吸収される。
20kmでラスラン・イワノフ(DMV)がアタックに成功。
アンドレア・モレッタ(GST)、ロニー・サザーランド(RAB)、ゴメス(SAU)、エリック・ボウマン(TMB)が追いつき、25kmではディミトリー・フォフォノフ(COF)、レネ・アンドレ(LIB)、マテオ・トザット(FAS)も追いついて8人で逃げる。

ウラジミール・ミホレヴィッチ(LIQ)、フィリッポ・ポッツァート(QSD)、クリスチャン・ワーナー(TMB)がアタックするもさらに9人が追走して吸収される。
次に飛び出したのはマリアローザのパオロ・ベッティーニ(QSD)とヴィム・ファン・ハッフェル(DVL)を含む14名で先頭の7名を追うこととなった。

最初の山岳ポイント、Diavoloの下りで先頭集団は21名、1つになり、メイン集団とのタイム差は2分。
21名は、ベッティーニ(Quick.Step)、トザット (Fassa)、ミホレヴィッチとチャーリー・ウェゲリウス (Liquigas), ホセ・ルハーノとイヴァン・パッラ(Selle Italia), アンヘル・ゴメスとホアキン・ロドリゲス(SDV)、ラスラン・イワノフ(Domina), ダリウス・バラノウスキーとアンドレとコルド・ヒル(Liberty Seguros)、モレッタ (Gerolsteiner)、ファン・ハッフェル(Davitamon-Lotto)、サザーランドとエルティンク(Rabobank)、フォフォノフ (Cofidis)、サンディ・カザル (FDJ)ディミトリー・ムラヴィエフ (CA) 、ロペス・ガルシア(Euskaltel)、そしてチーム戦略上先頭交代に加わることのないエフゲニー・ペトロフ (Lampre)。
91km、残り132kmの第2山岳ポイントを目指して、トザット、ルハーノ、ミホレヴィッチがアタック。
メイン集団はLMPのマリウス・サバリアウスカス、ゴラジュ・スタンゲイが引く。 なので、先頭集団のペトロフ(LMP)は先頭交代に入ることはチーム戦略上できないのだが、ベッティーニは再三「交代に加われ〜」という雰囲気ではっぱをかけている。

残り25kmのバナーはLIQUIGAS、アシストがチョーニ含めLIQ6人+ディルーカ! 先頭にイワノフ、カルカーニはリタイアしているので、全員でディルーカをアシストしていることになる。地元勝利にかける意気込みのあらわれね! ベッティーニ集団が単独で先頭を逃げていたホアキン・ロドリゲス(SAU)を吸収。

パッラ(CLS)、エルティンク(RAB)が先頭集団から抜け出す。ベッティーニは一生懸命他の選手のおしりを押すものの、逃がしてしまう。
ペトロフ(LMP)、コルド・ヒル(LIB)の2人が追いつき、ペトロフも先頭交代に加わる。ベッティーニたちはメイン集団に吸収される。
先頭とのタイム差は約40"。
メイン集団の先頭はLIQ全員で引き、ディルーカの後ろにはベッティーニ、クネゴがぴったりついている。

残り10km、タイム差は40"。
ダニエル・ナルデッロ(TMB)、ダビド・ロペス・ガルシア(EUS)、PHOが落車。ロペスは起き上がれず。救急車がきた。 ナルデッロはジャージの背中がビリビリ。それでも再乗するからすごい。。。 LIQが先頭からいなくなり、CSC/FASが引き始める。

残り6km、15"。
残り5km、7"。メイン集団の目前に先頭4人。
パッラだけが再加速。あえなくCSC集団に吸収される。 CSC3人の後ろにバッソ。 ディルーカはが中盤、その前後にペタッキ、ベッティーニなど。

残り3km、CSCアシストは1人。3番手はマッツァンティ(CER)、4番手がDISのサヴォルデッリかな。
残り2km、マッツァンティの為にティラロンゴ(CER)が上がってきて先頭を引く。CSC2人、CER1人、DIS1人。
ロイ・センテンス(RAB)、タデイ・バリャベック(PHO)が出て来る。 *解説ではコロブネフと言っていたけど、バリャベックのスロベニアチャンピオンジャージだったと思われます。

LIQ1人、ディルーカが先頭で残り1km。
フランシスコ・ベントーソ(SAU)がアタックっぽい。ケスラー(TMB)、バリャベック(PHO)、少しあいて、ディルーカ+後続。 コーナー曲がって、ゴールへの登り。
ケスラー(TMB)、バリャベック(PHO)、ディルーカ(LIQ)、クネゴ(LMP)、バッソ(CSC)の順。
バッソが左から出るが、右後方から段違いの速さで飛び出したのがマルツィオ・ブルセギン(普段はペタッキをアシスト)。 すかさずディルーカが追走する。3番手以降には差をつけたものの、ディルーカはしっかりブルセギンのスリップストリームに入って、地元での勝利を勝ち取った。

1位 ダニーロ・ディルーカ(LIQ) 2位 マルツィオ・ブルセギン(FAS) 3位 アルディラ・カーノ(LIB) 4位 ビョールン・ルークマンス(DVL) 5位 ダミアーノ・クネゴ(SAE)
6位 イバン・バッソ(QSD) 7位 ガルゼッリ(TMB) 8位 サヴォルデッリ(LIQ) 9位 (DVL) 10位 (QSD)
マリアローザ:ダニーロ・ディルーカ(LIQ)マリアチクラミーノ:ダニーロ・ディルーカ(LIQ)マリアヴェルデ:ホセ・ルハーノ(CLS )マリアアッズーラ:スヴェン・クラウス(GST)