5/11(水) 第4ステージ ジッフォーニ・ヴァレ・ピアーナ 〜 フロジノーネ 220km
197kmだったが、再計測すると220kmだったらしい。中盤にインテルジロポイントはあるものの山岳ポイントはなく、ゴール前数kmは道が狭くコーナーが多いトリッキーだが、スプリンターが狙いたいコース。

スタートして1kmでアタックしたのはファン・コボ(SAU)、残念ながら決まらず。 23km、下りでセドリック・ヴァスール(COF)がアタック。マルコ・ピノッティ(SAU)も続き、2人で逃げる。
34km、インテルジロリーダーのスヴェン・クラウス(GST)も集団から飛び出し、2人への追走を狙う。2人からクラウスまで1'25"、メイン集団まで5'00" 71kmのインテルジロポイントでは、2人から2'45"遅れの3位でクラウスが通過。 76km地点でニコラ・イノウディ(COF)が落車によりリタイア。

144kmで10人を巻き込む落車。
ダニーロ・ディルーカ(LIQ)、セルゲイ・ゴンチャール(DMV)、アンドレア・ペロン(CSC)、トマス・デッケル(RAB)、バーデン・クック(FDJ)、アイマール・スベルディア(EUS)、ニック・ゲイツ(DVL)などが含まれるが、深刻なケガは無し。ゲイツは溝に落ちたもよう。

残り70km、先頭2人とメイン集団とのタイム差は5'00"。
残り50km、タイム差は3'15"に。
FASはグストフ、コドルなどが引く。
残り30km、先頭の2人が吸収され、トレント・ウィルソン(CLS)がカウンターアタック。下がりながら2人は互いの健闘をたたえ握手。

残り25km、FDJフレディ・ビショー、リリアン・ジュゴーなどがたくさん出て来る。CSCも上がって来た。ウィルソンが吸収される。 LIQ、GSTも別ラインで列車を組む感じ。
残り20km、PHOのエース、タデイ・バリャベックにパンク。集団はスプリントに備え高速化しているので、アシストが5人下がって、チームタイムトライアル状態。グレゴリー・ラストがちぎれてしまう。

残り15km、PHOがようやく追いついたところで、集団で落車。やっと追いついたシュニーダ(PHO)も止まりきれず、チームメイトのカルカーニに激突。カルカーニは鎖骨骨折でリタイア。サドルも落ちていた。集団の中盤でミルコ・ロレンツェット(DMV)とCSCの選手がからみ、フランク・シュレック、ダビド・ザブリスキー、シュニーダ(PHO)、グリリョ(CER)などが落車。 集団前方は50人くらいだろうか?

残り10km、集団は分断されたまま。第2集団にはバリャベック、カルペッツ、コロブネフ、ポッツォヴィーヴォなどが含まれていた。DISが先頭を引いていたので、サヴォルデッリがいた可能性も。

LIQ,FASが先頭集団を引く。CSCロンバルディもバッソの為に先頭をひく。 残り6km、登りでLMPが集団の先頭を引く。サヴォルデッリ集団はまだ復帰していない。マキュアン、ペタッキは先頭集団に残っている。

残り4km、アイトール・ゴンザレス(EUS)がアタック。続いてベッティーニもアタック&追撃。
残り3km、ここで400mの登りがあり、まさにアタックポイント。
残り2km、7つのコーナーがあり、テクニカルな下りがゴール前700mまで続く。
チョーニもディルーカの為、先頭に飛び出す。下りが得意なチェレスティーノ、ベッティーニ、バーデン・クック(FDJ)、ルーカ・マッツァンティ(CER)、ミケーレ・スカルポーニ(LIB)の6人、少し切れて後続集団。

残り1km、クネゴが後続集団から飛び出して、先頭集団に追いつきそう。 先頭の6人では、チェレスティーノの後ろにベッティーニ、クックと続く。 チェレスティーノの後ろからベッティーニが前に出る。ベッティーニにぴったりついていたクックがベッティーニの左から加速しようとする。ベッティーニがクックをブロックするように左に寄ると、行き場を失ったクックがバリアに激突。
ベッティーニ、マッツァンティ、チョーニ、スカルポーニの順でフィニッシュ。

両手でガッツポーズのベッティーニだったが、クックへの進路妨害とみなされ降格処分。4位のスカルポーニまでが同タイムだったので、ベッティーニは4位となった。 総合ではサヴォルデッリ(DIS)、ファン・マヌエル・ガラテ(SAU)、ウラジミール・カルペッツ(IBB)が43"遅れ、トム・ダニエルソンは51"遅れとなった。クックは1位とタイム差は無し。 マリア・ローザの表彰台では、ベッティーニはシャンパンをさかさまにどぼどぼーっと流して怒りを表していた。写真はこちら

1位 ルーカ・マッツァンティ(CER)2位 ダリオ・チョーニ(LIQ)3位 ミケーレ・スカルポーニ(LIB)4位 パオロ・ベッティーニ(QSD)5位 ミルコ・チェレスティーノ(DMV)
6位 フィリッポ・ポッツァート(QSD)7位 エリック・ザベル(TMB)8位 ダニーロ・ディルーカ(LIQ)9位 ロビー・マキュアン(DVL)10位 クリスチャン・モレーニ(QSD)
マリアローザ:パオロ・ベッティーニ(QSD)マリアチクラミーノ:ロビー・マキュアン(DVL)マリアヴェルデ:ダリオ・チョーニ(LIQ )マリアアッズーラ:スヴェン・クラウス(CLS)