8/28(日) 第2ステージ グラナダ(Granada) 〜 コルドバ(Cordoba) 189.3km


Combination賞(オールラウンダー賞とでもいいますか)はメンショフだが、総合リーダーのマイヨ・オロを着ていて、2位のベルブリュッヘは山岳賞リーダーなので、3位のマクギーが緑色のオールラウンダーリーダーのジャージを着て出走。

20km第1スプリントポイントベルンハルド・アイゼル(FDJ)、リック・ベルブリュッヘ(QSD)、トム・ボーネン(QSD)
2位のベルブリュッヘが4"ボーナスタイムを稼いでメンショフを上回る。

24km地点あたりからデュクロ・ラサーユ(SAU)と共に逃げたダビド・デ・ラ・フエンテ(SAU)
57km地点では、集団までのタイム差が10'57"にまで広がる。

67km地点で、ジュリアーノ・フィグエラス(LMP)が今レース最初のリタイア。となった。
120km第2スプリントポイント、デラフェンテ、ラサーユ、ボーネン

放送は残り60kmくらいからスタート。
ラサーユが落ちて、デラフェンテ一人。
デラフェンテからラサールまでが3'30"、ラサーユからメイン集団までが2'40"。
ラサーユが吸収される
デラフェンテと集団とのタイム差は5'14"
メイン集団はQSD3人(ケヴィン・デ・ウィールトなど)が引く。

153.5km第3スプリントポイント(残り35km)、デラフェンテが単独1位通過。
CSCを先頭にメイン集団がやってくる。ボーネンがベルブリュッヘを連れて上がって来ると、先頭に上がっていたマクギーもついて行こうとするがあきらめたので、2位ボーネン、3位マクギーで通過。

残り25km、San Jeronimoの登りが始まる。 向かい風もありデラフェンテはきつそう。タイム差は56"に縮まる。 道幅も市街地にくらべ半分くらいに狭くなっている。 ゴルカ・コンザレス(EUS)、ベルンハルド・コール(TMB)の2人が集団から飛び出し、デラフェンテを抜きさっていく。さらにアイトール・オサ(IBB)も2人に追いついて3人となる。
オサがアタックすると、ゴンザレス、コールはついて行くことができない。

オサが集団の視界に入って来ると、ルイス・ペレス(COF)、カルロス・ガルシア(CVE)、ミケーレ・スカルポーニ(LIB)の3人が飛び出し、オサと4人になる。 と、サンチャゴ・ボテロ(PHO)、ファン・ミゲル・メルカド(QSD)、トム・ダニエルソン(DIS)、レオナルド・ベルタニョッリ(COF)も追いつき、先頭は8人。 ベルタニョッリがアタック。他の7人はけん制が入って追いつく事ができない。 メイン集団からウナイ・ユス(BTL)が追いついて来た。 ユスがさらにアタックをしてベルタニョッリを単独で追走する。さらに後ろからカルロス・ガルシアも単独で追走する。
先頭は単独でベルタニョッリ、ユスとカルロス・ガルシアの2人、追走の6人、メイン集団。

追走6人がユスら2人に追いつき、メイン集団から飛び出したボテロたちを先頭にそのままペースを上げて行く。ベルタニョッリからのタイム差は15"。
メイン集団では、コーナーで落車。 ガードレールの外側に放り出されたのがアンドレアス・クリア(TMB)。ホセ・エンリケ・グティエレス(PHO)、ホセ・アゼベド(DIS)、ダリウス・バラノウスキー(LIB)も巻き込まれた。全員目立った外傷はなさそう。

メイン集団から追走集団に多くの選手が追いつき、マクギー(FDJ)、ヴィシオソ(LIB)、ヴィラ(LMP)、ホアキン・ロドリゲス(SAU)、パブロ・ラストラス(IBB)などもいる。

176.6km第1山岳ポイント(2級:Alto de San Jeronimo)、ベルタニョッリが単独1位通過。
20"遅れでパブロ・ラストラスが単独2位、43"遅れで集団が通過しロドリゲス、マクギー、サントス・ゴンザレス(PHO)、ヴィラ(LMP)の順。


残り10km、先頭のベルタニョッリを単独3位で追走していたカルロス・ガルシアがコーナーのラインを外したのか減速していた。 単独2位で追走していたラストラスは落車。左膝の裏あたりから血を流し順位を下げた。 残り6km、ベルタニョッリに追いついたマクギー。15"遅れで5人のグループがいる。
残り4km、タイム差は10"。

残り3km、タイム差は12"。ヴィシオソ(LIB)、ヴィラ(LMP)、ユス(BTL)、ロドリゲス(SAU)、フレチャ(FAS)の5人が追走。
マクギーとベルタニョッリはよく協力している。リーダージャージが欲しいマクギーは必ずしもステージ優勝する必要はないのである。

残り1km、タイム差は11"。
ところがマクギーがちょっとけん制気味。後ろを見て前へ出てペースを上げるが、後ろの5人が差をつめてきたのが残り100m。 マクギーの後ろにいたベルタニョッリが前に出てそのまま逃げ切った。 マクギーは惜しくもステージ優勝を逃したことになるが、狙っていたリーダージャージをGetして三大ツール全てのリーダージャージ制覇。

ステージ順位
1位:レオナルド・ベルタニョッリ(COF) 2位:ブラッドリー・マクギー(FDJ) 3位:ファン・アントニオ・フレチャ(FAS) 4位:フランシスコ・ハビエル・ヴィラ(LMP) 5位:アンヘル・ヴィシオソ(LIB)
6位:ウナイ・ユス(BTL) 7位:ホアキン・ロドリゲス(SAU) 8位:サントス・ゴンザレス(PHO) 9位:カルロス・ガルシア(CVE) 10位:パブロ・ラストラス(IBB)
ブラッドリー・マクギー(FDJ) ブラッドリー・マクギー(FDJ) レオナルド・ベルタニョッリ(QSD) レオナルド・ベルタニョッリ
総合順位
1位:ブラッドリー・マクギー(FDJ) 5h02'01"↑3 2位:レオナルド・ベルタニョッリ(COF) +0'22"↑33 3位:ファン・アントニオ・フレチャ(FAS) +0'31"↑28 4位:アンヘル・ヴィシオソ(LIB) +0'31"↑13 5位:フランシスコ・ハビエル・ヴィラ(LMP) +0'32"↑14