9/25(土) 第20ステージ ラ・ベガ・デ・アルコベンダス 〜 ブエルト・デ・ナバセラ 178km
最後の山岳ステージ。4つの山岳を越え、最後は1級ナバセラーダの頂上ゴール、というコース。

10km付近から逃げが決まる。エラディオ・ヒメネス(VKE)、ダビド・ラタサ(VKE)、アイトール・ペレス(CBQ)、セドリック・バスール(COF)、ジョアン・オラク(IBB)、マヌエル・クインザート(LMP)、ダニエル・リーギ(LMP)、ホセ・エンリケ・グティエレス(PHO)、マールテン・デン・バッケル(RAB)、ラファエル・カセロ(SAU)、アントニオ・クルス(USP)、マウロ・ジェローザ(VIN)の10人。

47.8kmの1級山岳
ヒメネス、カセロ、デン・バッケル、クインザート、J.E.グティエレス、ラタサ、オラク、A.ペレス、バスールの順。

62.3kmの第1スプリントポイント
カセロ、ラタサ、ジェローザの順。
逃げグループの中で総合順位の最上位は32分遅れのヒメネスなので、LIBは追走する意志無し。タイム差は9'52"まで広がる
78.8kmの1級山岳
ヒメネス、クインザート、カセロ、デンバッケル、リーギ、J.E.グティエレス、バスール、A.ペレス、オラクの順

105.5kmの第2スプリントポイント
リーギ、クインザート、ジェローザの順

120.7kmの1級山岳・レオン峠
途中のタイム差7'52"。メイン集団はCafe Baqueが引く。途中からKelmeも3人先頭に出る。LIBアシストは4人、フランシスコ・マンセボ(IBB)が先頭でペースを上げると、メイン集団との差が開き集団が20人ほどになる。ついてきたのはサミュエル・サンチェス(EUS)1人。
カルロス・ガルシアがメイン集団から飛び出すが、LIBのアシストが吸収する。 LIB4人+エラス、その後ろに総合上位勢。 先頭10人とマンセボ、S.サンチェスは5'35"、すぐ後ろにメイン集団。山頂通過後、マンセボは踏むのをやめ、S.サンチェスは単独で先頭を追走することになる。 下りで速かったダビド・ブランコ(VKE)がS.サンチェスに追いつく。ルイス・ペレス、コンスタンティーノ・サバラなど数名が第2集団となってしまうが、後ろからついてきたメイン集団と合流する。 先頭10人とメイン集団とのタイム差は5'34"
下りでメイン集団が大きくなる。 山頂通過は、ヒメネス、グティエレス、クインザート、カセロ、リーギ、ラタサ、A.ペレス、クルス、デン・バッケルの順

134.6kmの3級山岳・ラファエルの丘
山岳ポイントのバナーが風でバタバタしていた。 ヒメネス、クインザート、J.E.グティエレス、オラクの順。 5'36"でメイン集団

スプリントポイントの少し手前でヒメネスが単独アタック。
163.8kmの第3スプリントポイント
ヒメネスとグティエレス、13"でデンバッケルの順に通過。
22"でクルスなど先頭集団。

頂上ゴールは1級山岳プエルト・デ・ナバセラーダ
残り10km
デンバッケル、グティエレス、ヒメネスの3人で逃げ。

残り8km
メイン集団までのタイム差は3'49"

残り7km
J.E.グティエレスがアタック、ヒメネスがついていけない。 集団ではオスカル・セビリヤ(PHO)がタデイ・バリャベック(PHO)を連れてアタック!と思いきや、下がっていくセビリヤ。もしかして、バリャベックをアシストしたのかな。。。 そのバリャベックのアタックも吸収される。

残り6km
タイム差は3'27"
LIBアシストはイシドロ・ノザルのみ。ロベルト・エラスサンチャゴ・ペレス(PHO)、マンセボ、アレハンドロ・バルベルデ(VKE)、カルロス・ガルシア、カルロス・サストレ(CSC)など。カルデナスがメイン集団後方。メイン集団は20人くらい。
カルロス・ガルシアがアタック。ペースが上がる集団にカルデナスがついていけない。バルベルデが集団先頭。 S.ペレスがアタック、エラスがついていく。バルベルデがついていけない。 残り4km
単独でグティエレス(PHO)。 エラス、S.ペレスからバルベルデ、マンセボまでは20"

残り3km
逃げ集団の3人をパスするエラス、ペレス。 オラク、デンバッケルをパス。 残り2km
ペレスがアタックすると、エラスがついていけない。 観客が振り回していた大旗がエラスのタイヤを巻き込んで、危なかった。 A.ペレス(CBQ)をパス。

残り1km
S.ペレス、エラスの差は16"

後ろが来ない事を確認して、グティエレスが右手で何度もガッツポーズして優勝。 ヒメネス、ラタサがフィニッシュすると、ゴール前100mにS.ペレス
総合タイム差を30"詰められた形でエラスが6番手フィニッシュ。 カルデナスは山岳リーダーを守り、明日のTTを残して2年連続山岳賞ほぼ確定。リタイアは無し。

ちなみにポイント賞リーダーのエリック・ザベル(TMB)は8'36"遅れの57位。チームメイトのカデル・エバンス、ステファン・シュレックと共にゴール。グルッペットが24'57"でゴールしているところからすると、「普通に山を越えられるスプリンター」ということになる、すごいぞザベル。
1位ホセ・エンリケ・グティエレス(PHO)2位エラディオ・ヒメネス(VKE)3位ダビド・ラタサ(VKE)4位サンチャゴ・ペレス(PHO)5位アイトール・ペレス(CBQ)
ロベルト・エラス(LIB) エリック・ザベル(TMB) 山岳フェリックス・カルデナス(CBQ) オールラウンダーロベルト・エラス(LIB)[着用はS.ペレス]

 
総 合 順 位
1位:R.エラス(LIB)→ 77h07'28" 2位:S.ペレス(PHO)→ +0'43" 3位:F.マンセボ(IBB)↑4 +2'19" 4位:A.バルベルデ(VKE)↓3 +2'26" 5位:C.ガルシア(VKE)↑6 +6'33"
6位:I.ノサル(LIB)↓5 +7'16" 7位:C.サストレ(CSC)→ +8'16" 8位:A.ゴメス(PAT)→ +12'11" 9位:S.ガルゼッリ(VIN)→ +12'45" 10位:L.ペレス(COF)→ +14'35"