9/18(木) 第12ステージ クエンカ 〜 アルバセテ 190km
最初に3級の峠を越えて、全体的には下っていくコース。

マルティン(DMV)、サバラ(KEL)、バロッソ(MSS)、ロバト(Paternina)の4人がスタート直後にアタックを決め5分前後の差を保っていました。 82kmほどの地点で、集団はFAS,DMV中心にゆっくりと先頭を追走しはじめました。 101km地点では先頭とのタイム差は1'40"。 4人が吸収された頃、マルチネス(Paternina)、サンドスト(CSC)の2人もアタックしました。先頭はUSP,ONC,FAS、エラス(USP)はヒンカピー(USP)にしっかり風から守られています。 残り50kmくらいから、USPが一気に集団のペースを55km/hに上げました。メイン集団から100人ほどが振り落とされました。 この動きによって集団が4つに分断されました。総合を狙う選手たちは明日のITTのために足をためておきたいところ、USPのアシストに明日のITTは関係ないので、先頭を引き放題なんです。総合4位のダリオ・フリーゴ、7位のヴァルベルデ(KEL)、8位のアイトール・ゴンザレスは後れています。 残り30km、先頭には、レースリーダーのイシドロ・ノザル(ONC)、2位イゴル・ゴンザレス(ONC)、3位マヌエル・ベルトラン、5位ロベルト・エラス、6位フランシスコ・マンセボ、9位ミカエル・ラスムッセン、11位ルイス・ペレス、19位オスカル・セビリヤ、スプリンターのエリック・ザベル、アレッサンドロ・ペタッキらがいました。 第2集団は22"後れ、フリーゴやヴァルベルデのいる第3集団とは33"差です。 残り28km、第3集団が第2集団に追いつき、先頭の27人とは40"差になりました。 アイトール・ゴンザレス(FAS)、ダリオ・フリーゴ(FAS)、トム・ブーネン(QSD)、アレハンドロ・ヴァルベルデ(KEL)はこのグループにいて、足を使わなくてはなりません。 先頭集団に残っているスプリンターは、ペタッキ(FAS)、ザベル(TEL)、フレッド・ロドリゲス(VIC)、ロンバルディ(DMV)、シュウェーダ(TBI)です。しかし、チームメイトがいないので、誰がゴール前までアシストしてくれるのか?スプリンター自ら位置取りもしなくてはなりません。 残り10km、第2集団とのタイム差は46"。 残り5km、TELのアシストはいませんが、FASにはアンヘレスがいました。 残り1km、アンヘレスを先頭にペタッキが動きます。ウナイ・エチャバリアが単独で飛び出しました。ロンバルディを先頭にザベル、ペタッキが続きます。 ザベル、ペタッキが並んでスプリント。半車輪ほどの差でペタッキが勝ちました。 その後第2集団のゴールでしたが、通常ゆっくりゴールするものですが、1秒でも惜しい総合を争う選手がいますから、高速のままゴールしてました。結局1'9"差がついてしまいました。
1位アレッサンドロ・ペタッキ(FAS)2位エリック・ザベル(TEL)3位フレッド・ロドリゲス(VIC)4位アレッサンドロ・ベルトリーニ(ALS)5位ラファエル・シュウェーダ(TBI)
総合リーダーイシドロ・ノザル(ONC) 山岳賞フェリックス・カルデナス(LBR) ポイント賞エリック・ザベル(TEL)

 
総 合 順 位
1位:I.ノザル(ONC)← 2位:I.ゴンザレス(ONC)← 3位:M.ベルトラン(USP)← 4位:R.エラス(USP)↑5 5位:F.マンセボ↑6
6位:M.ラスムッセン↑9 7位:D.フリーゴ↓4 8位:A.ヴァルベルデ↓7 9位:A.ゴンザレス↓8 10位:U.オサ←