最初に3級の峠を越えて、全体的には下っていくコース。
マルティン(DMV)、サバラ(KEL)、バロッソ(MSS)、ロバト(Paternina)の4人がスタート直後にアタックを決め5分前後の差を保っていました。
82kmほどの地点で、集団はFAS,DMV中心にゆっくりと先頭を追走しはじめました。
101km地点では先頭とのタイム差は1'40"。
4人が吸収された頃、マルチネス(Paternina)、サンドスト(CSC)の2人もアタックしました。先頭はUSP,ONC,FAS、エラス(USP)はヒンカピー(USP)にしっかり風から守られています。
残り50kmくらいから、USPが一気に集団のペースを55km/hに上げました。メイン集団から100人ほどが振り落とされました。
この動きによって集団が4つに分断されました。総合を狙う選手たちは明日のITTのために足をためておきたいところ、USPのアシストに明日のITTは関係ないので、先頭を引き放題なんです。総合4位のダリオ・フリーゴ、7位のヴァルベルデ(KEL)、8位のアイトール・ゴンザレスは後れています。
残り30km、先頭には、レースリーダーのイシドロ・ノザル(ONC)、2位イゴル・ゴンザレス(ONC)、3位マヌエル・ベルトラン、5位ロベルト・エラス、6位フランシスコ・マンセボ、9位ミカエル・ラスムッセン、11位ルイス・ペレス、19位オスカル・セビリヤ、スプリンターのエリック・ザベル、アレッサンドロ・ペタッキらがいました。
第2集団は22"後れ、フリーゴやヴァルベルデのいる第3集団とは33"差です。
残り28km、第3集団が第2集団に追いつき、先頭の27人とは40"差になりました。
アイトール・ゴンザレス(FAS)、ダリオ・フリーゴ(FAS)、トム・ブーネン(QSD)、アレハンドロ・ヴァルベルデ(KEL)はこのグループにいて、足を使わなくてはなりません。
先頭集団に残っているスプリンターは、ペタッキ(FAS)、ザベル(TEL)、フレッド・ロドリゲス(VIC)、ロンバルディ(DMV)、シュウェーダ(TBI)です。しかし、チームメイトがいないので、誰がゴール前までアシストしてくれるのか?スプリンター自ら位置取りもしなくてはなりません。
残り10km、第2集団とのタイム差は46"。
残り5km、TELのアシストはいませんが、FASにはアンヘレスがいました。
残り1km、アンヘレスを先頭にペタッキが動きます。ウナイ・エチャバリアが単独で飛び出しました。ロンバルディを先頭にザベル、ペタッキが続きます。
ザベル、ペタッキが並んでスプリント。半車輪ほどの差でペタッキが勝ちました。
その後第2集団のゴールでしたが、通常ゆっくりゴールするものですが、1秒でも惜しい総合を争う選手がいますから、高速のままゴールしてました。結局1'9"差がついてしまいました。
1位アレッサンドロ・ペタッキ(FAS) | 2位エリック・ザベル(TEL) | 3位フレッド・ロドリゲス(VIC) | 4位アレッサンドロ・ベルトリーニ(ALS) | 5位ラファエル・シュウェーダ(TBI) |
イシドロ・ノザル(ONC) |
フェリックス・カルデナス(LBR) |
エリック・ザベル(TEL) |
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総 合 順 位 |
1位:I.ノザル(ONC)← |
2位:I.ゴンザレス(ONC)← |
3位:M.ベルトラン(USP)← |
4位:R.エラス(USP)↑5 |
5位:F.マンセボ↑6 |
6位:M.ラスムッセン↑9 |
7位:D.フリーゴ↓4 |
8位:A.ヴァルベルデ↓7 |
9位:A.ゴンザレス↓8 |
10位:U.オサ← |
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