9/17(水) 第11ステージ ウティエル 〜 クエンカ 162km
細かいアップダウンはあるものの、最後に3級の山を越える基本的には平坦コース

イゴル・アスタルロア(SAE)は気管支炎のため出走しませんでした。
集団のペースが速くなかなかアタックの決まらない展開でした。60kmくらいの地点でエラスにパンク。アシストと一緒に集団に戻りました。 ジョージ・ヒンカピー(USP)、デニス・ルンギ(ALS)、ファブリツィオ・グイディ(TBI)、ニキ・エバソルド(PHO)、ガルシア・カルボ(LBR)、アイトール・オサ(BAN)、ウナイ・エチャバリア(EUS)、バン・ホーレン(QSD)、アンジェロ・ロペポゼッリ(COF)、ベンジャミン・ノヴァル(RLX)の10人がアタックを決めました。メイン集団との差は33"。 メイン集団はKEL,ONCが猛追。KELは8人も投入していました。 10人からバン・ホーレンが飛び出し、ガルシア・カルボも続きましたが、バン・ホーレンを抜き去って一人逃げ。直後、バン・ホーレンは集団に吸収されました。 集団はKEL,ONCが引き、強い横風からベルトランを守るため、USPも前に出てきました。 まもなくガルシア・カルボは吸収されました。 メイン集団の先頭は補給地点もパスして追走を続け、補給をとっていた集団後方では中切れしはじめ、第2集団にカセロ、ルンギが残され、さらに後れた第3集団となっていました。
残り53km、第2集団がメイン集団に追いつきました。
残り36km、先頭にはサバラ(KEL)、ロバト(Paternina)、ダビド・エチャバリア(EUS)、クローン(RAB)、ガルシア・アコスタ(BAN)、トルステン・ハイクマン(TEL)、フロイド・ランディス(USP)、レナート・シルヴァ(MSS)、サントス・ゴンザレス(DMV)、ダニエル・アティエンザ(COF)の10人が逃げを決めていて、メイン集団からグラブシュ(PHO)、オスカル・セビリヤ(KEL)、サンチャゴ・ブランコ(RLX)の3人が追いかけていました。 第1集団と第2集団との差は13"、第2集団とメイン集団との差は17"でした。 先頭にセビリヤたちが追いつきメイン集団との差は36"に。 メイン集団からCSCのブルン・エリクセン、ミカエル・サンドストの2人が飛び出し、先頭を追いかけますがONC8人の追い上げで吸収されました。
クエンカの街に入る頃、3人が落車しました。 ゴルカ・ゲリカゴイタ(EUS)の落車に2人が巻き込まれたようです。 (DMV)はすぐに走り出しましたが、は両足のペダルがくっついたままの落車で、スタッフに外してもらっていました。ビンゲン・フェルナンデス(COF)は、ガードレールをバンバンたたいて怒りを露わにしていました。チームカーがそばに止まっていたにもかかわらず、スタッフが自転車を拾ってくるのを待っていました。そのチームカーには自分の自転車が乗っていなかったんでしょうか? 最後の登りに入って、先頭集団からサントス・ゴンザレス、ダビド・エチャバリアが飛び出しました。
残り14km、先頭はサントス・ゴンザレスとダビド・エチャバリア。メイン集団は50人くらいに。
残り12km、メイン集団からペレイロ(PHO)、ヴァルベルデ(KEL)が飛び出し、第2集団となり、第1集団との差は39"。
残り10km、ペレイロとヴァルベルデが吸収されましたがアタックがあり、5人の第2集団ができました。
残り9km、メイン集団の先頭をTELが引いています。ということは、ザベルがメイン週谷残っていてゴールスプリントするということです。
残り6km、第1集団と第2集団との差は18"、メイン集団との差は27"になっていました。
残り5km、第2集団をメイン集団が吸収。
残り4km、あとは下るだけなので、集団が有利です。前から6番目くらいにザベルの姿がありました。ペタッキはこの集団に残っていませんでした。
残り2km、先頭を逃げる2人との間にあったバイクカメラがどかされ、メイン集団の視界に入ってきました。
残り1km、サントス・ゴンザレス、ダビド・エチャバリアはスプリントの列車に飲み込まれ、エリック・ザベル(TEL)、トム・ブーネン(QSD)が出てきました。若干ブーネンが先行していたように見えたのですが、ゴールの瞬間自転車を前に出したザベルの経験勝ちでした。これでザベルがポイントリーダーです。
ホセ・ハビエル・ゴメス(LBR)、リタイア。どの場所かは分かりませんが、クリスチャン・モレーニ(ALS)も落車していました。
総合の順位は変わりませんでしたが、マヌエル・ベルトラン(USP)が第2集団でのゴールだったため、タイム差が1'2"広がってしまいました。
1位エリック・ザベル(TEL)2位トム・ブーネン(QSD)3位アンヘル・エド(MSS)4位アレハンドロ・ヴァルベルデ(KEL)5位フランシスコ・マンセボ(BAN)
イシドロ・ノザル(ONC) フェリックス・カルデナス(LBR) エリック・ザベル(TEL)