7/10(日) | 第9ステージ | ジェラルドメー(Gerardmer) 〜 ミュルーズ(Mulhouse) | 171km | ||||||||||||||||||||||||||||||
![]() 最初にアタックをしたのはアンドレイ・グリブコ(DMV)。 フォイクトが追走、山岳ジャージのミカエル・ラスムッセン(RAB)と共にグリブコに追いつく。 昨日までの総合順位はチョーニが5'54"遅れの54位、ラスムッセンが7'05"の68位。 ラスムッセンが単独になり、メイン集団は早くも2,30人に。 アラン・デイビス(LIB)、イゴル・ゴンザレス・デル・ガルデアノ(LIB)、ベルンハルド・アイゼル(FDJ)の3人がからむ落車。イゴルは腰が相当いたそう。自転車にまたがろうとするが、痛みでできない感じ。アイゼルはバイクパンツの腿のうしろに大きな穴が2つあいていた。 第1山岳ポイント、"Col de Grosse Pierre"(3級) ラスムッセン1位通過、集団からボテロが2位、ボーヘルト3位。ガルゼッリ、モローも狙いにきていた。 TMBのアシストが道ばたに止まって待っている。 ただのパンクではなさそうだと思ったら、左半身が汚れている。落車したらしい。目立った傷はなさそうだが、アシストと共に復帰し下っていく。 11km、デイビッド・ザブリスキー(CSC)がリタイア。 追走集団はイェンス・フォイクト(CSC)、ハビエル・ザンディオ(IBB)、アレクサンドル・モース(PHO)、アンヘル・ヴィシオソ(LIB)、クリストフ・モロー(CA)、イニゴ・ランダルーチェ(EUS)の6人。 22kmの第2山岳ポイント、"Col des Feignes" (3級)、ラスムッセン、チョーニ 32.5kmの第3山岳ポイント、"Col de Bramont" (3級)、ラスムッセン、チョーニ 残り118km、先頭のラスムッセンとチョーニからモローたち追走集団まで3'、後続のツベルグまで1'、メイン集団まで7'。 ツベルグが集団に吸収される。 アクセル・メルクスにパンク。自転車ごと交換。1度スペアバイクに交換していたらしく、メインバイクに戻ったもよう。 Le Grand Ballonの山頂付近でチョーニが遅れ始めるが、ラスムッセンは待つ感じ。 56km、ヤン・キルシプーがリタイア。追走集団からヴィシオソちぎれつつついていく。 山頂まで残り5km、前を引けないチョーニが「ごめんね」って感じでラスムッセンのお尻をたたく。メイン集団は昨日とはうって変わってDISのアシストが全員前にいる前に6人+アームストロング+後ろに2人。ノバルとパドロノスが交代している。 その後ろにピンクのTMB集団。 先頭が山頂まで残り1km、メイン集団が残り5km、追走集団までが2'36"、メイン集団までが8'。 64kmの第4山岳ポイント、"Le Grand Ballon" (2級)、ラスムッセン、チョーニの順。 87.5kmの第1スプリントポイント、先頭の2人から追走6人までが2'29"、メイン集団までが8'20"。チョーニ、ラスムッセンの順。 追走からはフォイクトが3位通過。コンセンサスがとれてるような感じ。 アンヘル・ゴメス(SAU)、サルバトーレ・コメッソ(LMP)が補給地点で落車。ゴメスは首元を押さえていて起き上がることができない。鎖骨にダメージがあるもよう。スタッフに抱きかかえられながら、目頭を押さえる。悔しそう。コメッソは左腿を押さえながら再乗。ゴメスは救急車で病院へ。 チョーニはもうついて行けないようで、ラスムッセンが単独になる。 セバスチャン・イノー(CA)が遅れているトル・ハスホフト(CA)のアシストする為に下がってきた。 98kmの第5山岳ポイント、"Col de Bussang" (3級)、ラスムッセン単独で通過。チョーニ、モロー、モースの順。ラスムッセンからメイン集団までのタイム差は9'35" Le Ballon d'Alsaceの登り、ラスムッセンはテンポ良く登り、後続のフォイクトたち集団に4'の差をつけている。メイン集団には9'30"。DISで先頭を引くのはルビエラ、ベルトラン。 お役御免のパドロノスがメイン集団からも遅れ、一人たんたんと登って行く。 追走の6人からザンディオ、モース、ランダルーチェが遅れ、フォイクト、ヴィシオソ、モローの3人になった。 ヴィシオソも遅れ始め、追走はフォイクト、モローの2人がチョーニを追いかける。 フォイクト、モローがチョーニに追いつくがそのままパスしていく。 メイン集団からPHOが一人飛び出す、ように見えたが、モースが吸収されたかも。その後ザンディオらしき選手も吸収された。 115kmの第6山岳ポイント、"Le Ballon d'Alsace" (1級) ラスムッセンが単独1位通過。モロー、フォイクトが4'20"遅れで通過。 メイン集団は9'25"遅れで通過。 アームストロングの前を引くのはルビエラ、ポポヴィッチ、ヒンカピー。後ろにアゼベド、サヴォルデッリ。 下りではジョージ・ヒンカピー(DIS)が先頭。追走の2人ではモローが先頭で下っている。ラスムッセンからマイヨヴェールのトム・ボーネンのいる集団までは16'24"。 131kmの第2スプリントポイント、ラスムッセンが単独1位通過。フォイクト、モローの順に通過。ボーナスタイムが4"、2"つく。 フォイクトは1'遅れの総合2位、モローは2'48"遅れの総合17位。 リーダージャージのアームストロング率いるDISとしては、ステージ優勝しそうなラスムッセンよりも、総合のいいフォイクト、モローとのタイム差が気になるところ。 ラスムッセンからフォイクト、モローまでが4'、メイン集団までが9'01"、マイヨヴェールまでが17'15"。 143kmの第3スプリントポイント、ラスムッセンが単独1位通過。 フォイクト、モローの順。 フォイクトはボーナスタイム10"稼いだので50" 中央分離帯にぶつかったディディエ・ルー(BTL)。お腹のあたりを押さえている。あごを切ってしまい、血が流れている。 残り25km、ラスムッセン単独通過。 メイン集団はサヴォルデッリ、ヒンカピー、アゼベド、ポポヴィッチ、アームストロング、バッソだったが、COFが3人ほど先頭交代に加わるようになった。 CSCの選手がタイヤ交換をしていると思ったら、フォイクトにパンク!DISにとっては追い風。モローは足を止めて待っていた。 残り20km、先頭のこぼれたメンバーを吸収するメイン集団。COFとしてはオグレディのマイヨヴェールのために、できるだけ上位でフィニッシュさせたい、という動きと思われる。オグレディに必要なのはポイントであって、タイム差ではないので、ここで差を詰める動きは無用に思われるが。。。 解説の栗村監督は「本当にグリーンジャージを狙うならステージを勝つことで得てほしい。」と。総合に大きく関わるこの動きに懸念を表す。 残り15km、ラスムッセンからフォイクト、モローが4'11"、メイン集団が7'50"。依然COF3人が先頭を引く。 残り10km、ラスムッセン単独で通過。 残り5km、ラスムッセンの勢いは衰えない。追走の2人まで4'00"、メイン集団まで7'53" フォイクト、モローへのタイム差がつまらない。もしかするとフランス人モローを応援するCOFが「オグレディのため」と言って先頭を引いているフリをして、逆にタイム差を広げるつもりだったのか??タイム差に気づいたDISがCOFから先頭を奪取。 残り3km、ラスムッセンからフォイクト、モローまでが3'41"、メイン集団までが7'37"。DISが引くとちゃんとタイム差が縮まる。 フォイクト先行。モローが前に出る。 残り1km、両手を挙げて、天を仰ぎつつゴール。スタッフと抱き合って勝利を喜んだ後は涙していた。 残り1kmのアーチを通過してモロー、フォイクトの順。モローが前をひきっぱなし。フォイクトが前に出る事はなく、そのままフィニッシュ。 メイン集団では、DISに代わってCOFが先頭を引く。LIQも出て来たりしてゴールスプリントはオグレディ。ボーネン、マキュアン、クックなどはもっと後ろのグルペットでフィニッシュ。 ゴール後、フォイクトとモローは笑顔で握手していた。
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