7/9(土) | 第8ステージ | ドイツ・プフォルツハイム(Pforzheim) 〜 ジェラルドメー(Gerardmer) | 231.5km | ||||||||||||||||||||||||||||||
![]() 6STで激走を見せたクリストフ・マンジャン(FDJ)が未出走。 0km地点でいきなりアタックをしたのは、ヨルグ・ルドヴィッヒ(DMV)。ルーベンス・ベルトリアーティ(SAU)が追走。 クリストフ・モロー(CA)、オスカル・セビリヤ(TMB)、イェンス・フォイクト(CSC)、イニゴ・ランダルーチェ(EUS)、ヨルグ・ヤクシェ(LIB)が2人を追走するがつかまえることができなかった。 モロー、ピーター・ウェーニング(RAB)がメイン集団に少し差をつけているが、ルドヴィッヒ、ベルトリアーティは16"のタイム差をつけた。 14.5km、第1山岳ポイント"Cote de Dobel"(3級)距離5.9km、平均勾配5.9% ルドヴィッヒは吸収され、ラスムッセンが1位通過、追走するのはフォイクト、ジョージ・ヒンカピー(DIS)、アンドレイ・カシェシュキン(CA)、サンディ・カザル(FDJ)の4人。 メイン集団からはレオン・ファン・ボン、ウナイ・エチェバリアなど多くの選手が遅れ始める。(ファンボンはこの後リタイア) 27km、第2山岳ポイント"Cote de Bad-Herrenalb"(3級) ラスムッセンが単独のまま1位通過、イゴル・ゴンザレス・ガルデアノ(LIB)、マニュス・バクステット(LIQ)、ロベルト・フェルスター(GST)など数名の選手が遅れる。 38.5km、第3山岳ポイント"Cote de Nachtigal"(3級) ヒンカピーたちが追いつくが、ラスムッセンが1位通過。 7STゴール前で落車したイサク・ガルベスはここでリタイア。 スプリント賞のグリーンジャージを着たトム・ボーネン(QSD)も後ろの集団にいる。 48km、第4山岳ポイント"Cote de Zimmerplatz"(3級) ラスムッセンが1位通過で、計16ptsをGetする。メイン集団はジュゼッペ・グエリーニ(TMB)を先頭にTMBが追走する。タイム差は1'44"。 64.5km、第1スプリントポイント、総合2位のヒンカピーは9"差で総合4のフォイクトにスプリントポイント(ボーナスタイム)を取られるわけにはいかないので、ヒンカピーが1位通過。 67.5km、カザルがアタック、カシェシュキンも続く。ヒンカピー、フォイクトが追いつくがカザルは再アタック。ヒンカピーたちが吸収されると、ベアト・ツベルグ(GST)、ニキ・ソレンセン(CSC)がアタックするが決まらない。 50人ほどのメイン集団からはファビアン・カンチェラーラ(FAS)が飛び出す。 トル・ハスホフトも飛び出すが、それ以上アタックをされないように、FAS/FDJが先頭を引く。 1255.5km、第2スプリントポイント、この為に飛び出していたハスホフトの努力が実りソレンセンとは争わずに1位通過。この後、ハスホフトとカンチェラーラは集団に吸収され、アタックの応酬が始まる。 ジャンルカ・ボルトラーミ、エフゲニー・ペトロフがアタック。 残り88km、逃げを決めたのはニキ・ソレンセン(CSC)、 ロニー・ショルツ(GST)、 ファン・アントニオ・フレチャ(FAS)、ニコラ・ジャラベール(PHO)、 セドリック・バスール(COF)、サルバトーレ・コメッソ(LMP)、 ピーター・ウェーニング(RAB)の7人。先頭の7人から20"でルドヴィック・トゥルパン(AG2)、その20"後にメイン集団。 遅れていたボーネン、ウェーグマンたちがメイン集団に復帰、 DISがメイン集団をひく ヤン・キルシプー(CA)、JPナゾン(AG2)がメイン集団から遅れ気味。 残り60km、5'37"。 メイン集団の先頭にLIQだけでなく、IBBも加わったら一気にタイム差が縮まる。 IBBはガルシア・アコスタなど2名、LIQはマニュス・バクステットなど2名、BTLも2名が先頭交代をしている。 残り35km、メイン集団の先頭はLIQ、タイム差は3'を切る。 FDJのベルンハルド・アイゼルとフランシス・ムーレイが遅れ気味。ずっと前を引いてきたバクステットたちLIQアシストが集団後方に下がってきた。 タイム差は2'30"、 登りが始まるとウェーニングがアタック。他をぶっちぎる。 後続の6人からジャラベールがアタックするが決まらず、コメッソがアタック。 バスールが吸収された。 メイン集団ではアレクサンドル・ヴィノクロフ(TMB)が何度もアタックして、集団がバラバラ。 パオロ・サボルデッリ(DIS)がマークしていたが、力尽きてしまい、DISのアシスト無し!アームストロングは丸腰に! 後続を振り切って飛び出したのはアンドレアス・クレーデン(TMB)。アームストロングはクレーデンを追いかけるヴィノクロフについて行かず、動かないウルリッヒをマーク。行かないのか?行けないのか? TMB的にはアームストロングがウルリッヒをマークしている間に、先行しているビノクロフがアームストロングとのタイム差を詰める、という戦略をすればいいのだろうが、ウルリッヒはビノクロフをアシストするというよりは自分が勝ちたい、という気持ちの方が強いのではないだろうか。お構い無しに前へ上がっていき、まんまとアームストロングのアシスト状態。 216km、第5山岳ポイント(2級)"Col de la Schlucht"山頂が近づいた頃、ウェーニングの後ろにクレーデンが見え始めた。 山頂のバナー直前で、クレーデンの気配を感じたウェーニングが加速するも、クレーデンの方が勢いがあり、クレーデンが1位通過。ウェーニング、目の前でかっさらわれる。 先頭の2人の後ろに、アームストロング集団が見えてきた。2,30人のグループ。 マクギー、バルベルデ、ランディス、ジュリク、ホーナー、ベロキなどの有力勢 がいる。6"差くらいなのだが、先頭の2人をつかまえることができない。 残り1km、ウェーニングはクレーデンの後ろについたまま前に出ない。 残り500m、クレーデンが勝負のスプリント、ウェーニングは後ろで余裕そうだが、横に並んでから伸びずほぼ同時にゴール。写真判定でウェーニングの勝利! 山岳ポイントを直前でとられただけに、ステージ優勝は大きい。 メイン集団では総合上位陣がボーナスタイム目指してスプリント。アームストロングは囲まれてしまったのもありスプリントに参加しなかった。スプリントを制したのはアレハンドロ・バルベルデ(IBB)だった。その次の集団にDISのアシストたちがいた。もう少し前に来てくれれば良かったのにね。
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