7/7(木) | 第6ステージ | トロイ(Troyes) 〜 ナンシー(Nancy) | 199km | ||||||||||||||||||||||||||||||
![]() ニュートラルゾーン(仮スタートからリアルスタートまでの区間)でローラン・ルフェーブル(BTL)、ガルシア・アコスタ(IBB)、ファン・アントニオ・フレチャ(FAS)の3人が落車するが、深刻なケガには至らず。 6km地点でCAの選手、続いてサミュエル・デュムラン(AG2)がアタック。 9km地点でデュムランたちが吸収されると、6人の選手がカウンターアタック。ジョージ・ヒンカピー(DIS)、ボビー・ジュリク(CSC)、フースト・ポシュトゥーマ(RAB)、アルベルト・コンタドール(LIB)、グイド・トレンティ(QSD)、トマ・ヴォクレール(BTL)。総合2位のヒンカピーがいては他の総合狙いのチームがほっておくわけはないので、他の5人はおとなしく吸収される。 14km、再びポシュトゥーマ、ミヒャエル・アルバジーニ(LIQ)、レオン・ファン・ボン(DVL)の3人がアタックを決め、約20"リードする。 24km、QSDの追走によりファンボンとアルバジーニは吸収されるが、クリストフ・マンジャン(FDJ)がカウンターアタック、ポシュトゥーマも踏ん張るがマンジャンが単独で逃げる。 31km、エリック・デッケル(RAB)、ロレンツォ・ベルヌッチ(FAS)、セバスチャン・ジョリ(CA)、ファビアン・ヴェーグマン(GST)、ジャン・パトリッック・ナゾン(AG2)の4人が飛び出し、マンジャンを追うがほどなく吸収される。 39km、マウロ・ジェローザ(LIQ)が飛び出し、先頭はマンジャンと2人に。 47km、カルステン・クローン(RAB)、ステファン・アウジュ(COF)、ヤン・キルシプー(CA)の3人が先頭の2人に追いつき、最終的にアタックを決めたのはこの5人となった。 メイン集団の先頭は今日もQSD/DVL。 95kmの登りで、アウジュが猛烈なアタック。ついていけるのはクローンだけ。登りきったところでクローンが加速し振り切って山岳ポイントをGet。アウジュはちょっと悔しそう。 第4山岳ポイント前で、クローンとアウジュがお見合い。前の3人との差が開いていく。山岳ジャージを狙う2人、クローンは自分が山岳ポイントをとらなくてもアウジュが取らなければ今日の山岳ジャージ決定。一方アウジュは前の3人に取られてもダメだが、クローンに取られてもダメ。後ろにぴたりとつかれてアウジュは身動きがとれない。ジェローザ、キルシプーがちぎれ、マンジャンが単独で差を広げて行く。 クローンとアウジュのすぐ後ろにメイン集団。クローンの作戦勝ち。 CSC/DISが先頭を引き始める。 残り10km、マンジャンが単独で逃げる。メイン集団ではランス・アームストロング(DIS)が5番目くらいで走っている。ダリオ・チョーニ(LIQ)が飛び出す。 チョーニが吸収される。 残り5km、マンジャンのリードは23"、チョーニのリードは17"。 残り4km、18" 残り3km、13"。ものすごい声援。 2.5km、視界にメイン集団が見えて来た。アレクサンドル・ヴィノクロフ(TMB)がアタック! 残り2km、10"ヴィノクロフがすぐ後ろに! 残り1km、右に曲がる直角コーナーでマンジャンがクラッシュ。ヴィノクロフも1度足をつき、ベルヌッチ(FAS)はパスするが、その後のメイン集団が20人くらい全員滑って落車。キルシプー、ロビー・マキュアン(DVL)、トム・ボーネン(QSD)などのスプリンター、スプリントの準備のためのブラッドリー・マクギーなども落車に巻き込まれた。 落車でストップしたFASの選手(カンチェラーラっぽい)が、無線でベルヌッチに指示をしたもよう。ベルヌッチはそのまま逃げ切りプロ初勝利!集団の前方にいたこと、ヴィノクロフのアタックに反応できたことが勝利につながったと言える。 2003ツール9STで、ホセバ・ベロキの痛ましい落車が起きたときも、ヴィノクロフが単独で逃げてたのを追いかけていた時だった。今年もヴィノクロフは台風の目なのかも。 アームストロングはヒンカピーなどDISでまとまってフィニッシュ。
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