7/4(月) | 第3ステージ | ラ・シャテネレイ(La Chataigneraie) 〜 ツール(Tours) | 212.5km | ||||||||||||||||||||||||||||||
![]() グリーンジャージ(スプリント賞リーダー)となったトム・ボーネン(QSD)は、バイクパンツだけでなくヘルメット、サングラスなどもグリーンで統一。グリーンジャージに対するこだわりが感じられる。 4km地点で最初にアタックしたのはフィリップ・ジルベール(FDJ)。春先は病気をしていたので春のクラシックに出場できなかったが、ベルギーの若手有望株である。 7km地点、ローラン・ブロシャール(BTL)、ベルンハルド・アイゼル(FDJ)がジルベールを目指すが集団に吸収される。 15km、フースト・ポシュトゥーマ(RAB)も追走に出るが吸収、ジルベールも吸収された。 22kmの第1山岳ポイント"Cote de Pouzauges"(4級)に向けてファビアン・ヴェーグマン(GST)、トマ・ヴォクレール、ブロシャールがアタックし、ポイントを通過後集団に戻る。 スプリントポイント手前からエリック・デッケル(RAB)、ニコラ・ポルタル(AG2)も集団から飛び出し、ルーベンス・ベルトリアーティ(SAU)と3人での逃げとなる。 29kmの第1スプリントポイント、デッケル、ベルトリアーティ、ポルタルの順。 60kmくらいの地点にあるCholetという街は、スチュアート・オグレディ(COF)が1998年に初めてマイヨジョーヌを着たゆかりの地である。 先頭の3人とメイン集団とのタイム差は3'55"。 スプリントポイントに向けて先頭の3人が加速、タイム差が4'20"に開く。 79kmの第2スプリントポイント、 ポルタル、ベルトリアーティ、デッケルの順。 95km、メイン集団はDVL,QSD(クナーフェン、フルスマンス)が引き、一時5'以上あったタイム差も3'37"に。 137kmの第3スプリントポイント、ポルタル、デッケル、ベルトリアーティ デッケルは山岳賞狙いなので、スプリントは均等にわるということだろう。 残り70km、2'18"。 山岳ポイントに向けて、メイン集団はBTLが引く。山岳ジャージのヴォクレールも前方に上がってくる。メイン集団の動きにあわせたようにデッケルがテンポをあげていく。 残り58km、1'53"。 BTLは山岳ポイントをあきらめ、山岳リーダー勝負はデッケルの勝ち! 161.5kmの第2山岳ポイント(4級)、デッケル、ベルトリアーティ、ポルタル 179.5kmの第3山岳ポイント(4級)、デッケル、ベルトリアーティ、ポルタル 残り15km、45"。ここからはスプリンターを抱えるチームの戦い。先頭を引いていたヨハン・ファンスーメレン(DVL)が後方に下がる。 残り12km、お互いに視界に入る距離を走っている。ベルトリアーティが先にメイン集団に下がる。デッケル、ポルタルは逃げ続ける。 残り10km、24"。QSDの監督はこのあたりで先頭の2人を吸収する予定だったが・・・2人は先頭交代を続け、諦めない。 残り5km、13"。 残り3km、カーブを曲がるとゴールまで一直線。まだ2人は逃げている。 メイン集団から一人アタック。ポルタルは諦めて吸収される準備、デッケルは諦めずに踏み続ける。メイン集団から飛び出したのは新人賞ジャージのファビアン・カンチェラーラ(FAS)。一気にデッケルをパスしていく、 残り2km、カンチェラーラが単独トップ。 メイン集団が追いつき、スプリントに向けての位置取りが始まる。 残り1km、LIQも固まって前に。先頭はCA(ラスロ・ボドロギかな)+ヤン・キルシプー+トル・ハスホフト。 キルシプーが前に出る、後ろにハスホフト、オグレディ。左のラインにDVL+ロビー・マキュアン。ボーネンはマキュアンをマークする位置(真後ろではない) DVLのアシストが加速すると、マキュアンより早めに前に出たのがボーネン。 そのまま他を寄せ付けず2勝目。両手でVサイン。ゴール後はグイド・トレンティなどチームメイトと喜び合う。 前にボーネン、左にピーター・ヴロリッヒ(GST)、右にオグレディで行き場を失ったマキュアンがオグレディに体当たりで体制を立て直す、と思ったらついでに2回も頭突き! 長い審議の後、3位でフィニッシュしたマキュアンは降格になりました。
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