7/4(日) | 第1ステージ | リエージュ(Liege) 〜 シャルルロワ(Charleroi) | 195km | ||||||||||||||||||||||||||||||
前半に山岳、後半は平坦なゴールスプリントが予想されるステージ。 総合リーダーのマイヨ・ジョーヌはファビアン・カンチェラーラ、ポイント賞のマイヨ・ヴェールはランス・アームストロング、新人賞のマイヨ・ブランはトム・ボーネン(QSD)が着る。 スタートして7km、ワルテール・ベネトー(BLB)がアタック、イェンス・フォイクト、カルステン・クローンが追いつき3人で先頭を逃げる。ピエリック・フェデリゴも集団から飛び出し、先頭の3人を目指すものの失敗。 オスカル・セビリヤ(PHO)、マリオ・チポリーニ(DMV)、ジュリアーム・アウジュを含む落車。セビリヤはバイク交換。 最初の4級山岳(Cote de Florze)でベネトー、クローンが集団に吸収され、ヤネク・トンバク(COF)、パオロ・ベッティーニ(QSD)が飛び出し、フォイクトを追走する。下りでフランク・ルニエ、ベルンハルト・アイゼルの2人が追いつき、先頭集団は5人になる。フォイクト、トンバク、ベッティーニの順。 2つ目の4級山岳(Cote de Awan)を通過したのはベッティーニ、トンバク、ルニエの順。 3つ目の4級山岳(Cote de Welbomont)は、トンバク、ベッティーニ、ルニエの順。 (トンバク、ベッティーニは山岳賞を狙っている模様) 5人の先頭集団の中で総合上位はトップから11"差のフォイクト。スプリントポイント(1位通過で6"のボーナスタイム)を2つとると、総合リーダーをカンチェラーラから奪うことができる。 集団とのタイム差は約3分。 101.5kmの3級山岳(Cote de Borlon)ではベッティーニ、トンバク、アイゼルの順。 フォイクトがコーナーを曲がりきれずコースアウト。続くルニエも一緒にコースアウト。(ケガはなし) チポリーニ、マクギーなど数名の選手がメイン集団から遅れているため、DMVはアシストを4人下げて集団復帰を目指す。下りでディミトリー・フォフォノフを含む数名が落車。PHOの選手も含まれていた模様。 4級山岳(Cote de Ocquiner)ではフォイクト、トンバク、ベッティーニの順。 アイゼルが横につけたチームカーと話をしようとしたところ、前の選手にぶつかりそうになって避けきれず1回転して落車。左肘から少し血が出るも、集団に復帰。 残り90km、ハミルトンがバイク交換、メカトラではない模様。 第1スプリントポイント手前で、アイゼルがアタック。フォイクトが追走し2番通過。 アールト・バーホーテン(LOT)、(ALS)の選手がクラッシュ。これにより、メイン集団が2つに分裂。総合を狙うイバン・マヨが後ろの集団になってしまったので、EUSが先頭を引いてメイン集団に戻る。 第2スプリントポイント少し前で、集団に吸収されて、フォイクトは少し先頭に残ったもののついて行けず、アシストを連れてカンチェラーラ自らスプリントポイントを狙うことに。アイトール・ゴンザレスがアシストをし、カンチェラーラ、後ろにトル・ハスホフト。少し登っている間にハスホフトが前に出てスプリントポイントGet。 フォイクトが意地の再アタック!FASが許さずすぐに吸収されてしまった。 雨もやみ、ウィンドブレーカーなどをチームカーに返す選手が多かった。 スチュアート・オグレディがパンクにより遅れる。 残り65kmを過ぎてから、マクギー、チポリーニグループが集団復帰。マクギーは背中に痛みがあるということで、ドクターカーと話していた。 第3スプリントポイントでは、ハスホフトを連れてパトリス・アルガン、クリストフ・モローが出て来た。オグレディ、バクステットが右から、左からカンチェラーラ、真ん中からボーネンが出て、カンチェラーラはハンドルを投げる。結果はオグレディ、カンチェラーラ、ボーネンの順。 直後にヤコブ・ピール(CSC)とマルク・ワウテルス(RAB)の2人がアタック、セバスチャン・イノー(CA)、トマス・ボエックラー(BLB)、ローラン・ブロシャール(AG2)、ファビオ・バルダート(ALS)、マルツィオ・ブルセギン(FAS)を含む5人が追走する。先頭にFASがいる為、メイン集団の先頭を引く必要はない。LOT,QSDが先頭を追いかけ、追走の5人を吸収する。 FASだけが先頭を引くが、ようやくLOTも先頭を引き始める。QSDのザニーニやクナーフェンも引き始める(かつてカンチェラーラのチームメイトだった為FASよりなのかも?) 残り20km、メイン集団とのタイム差は1'28"。マクギーは単独で遅れている(約10") 残り15km、タイム差は約1'05"。遅れるマクギーにマシュー・ウィルソンがアシストをする。 残り12km、タイム差は55"(逃げとしては残り10kmで1'20"は欲しいところ) 残り10km、タイム差は45"。マルクス・ユーンクィスト(ALS)がメイン集団から飛び出し、先頭の2人を追走する。 残り5km、USPが先頭でタイム差は20"、(IBB)が飛び出す。ユーンクィストは吸収された。 残り4km、先頭にTMBも出て来た。先頭は縦に伸び、ニコラ・ジャラベール(PHO)が落車。 残り3km、タイム差は13"。ペタッキのためにマイヨ・ジョーヌのカンチェラーラも先頭を引く! 残り2km、タイム差は6"。先頭の2人は目前。 ラストのコーナーを曲がって1700mの直線コース。AG2,GSTも出て来る。 残り1km、FAS,AG2,FAS,FASの順。FASは列車を組む事ができなかった。 先頭はハスホフト(CA)、JPナゾン(AG2)とキルシプー(AG2)、ペタッキだったところを右からマキュアンが強引にペタッキを抜いてキルシプーの左に出る。左からハスホフト、キルシプー、マキュアンの3人がゴール。キルシプーが小さくガッツポーズ。 ニコラ・ジャラベールが集団から遅れてフィニッシュ。マクギーは約6分おくれでウィルソンと共にフィニッシュ。 どの地点かは分からないが、アレッサンドロ・ベルトリーニ(ALS)、おそらくマルコ・ヴェーロ(FAS)も落車したもよう、バイクパンツが破けていた。 ◆レース後のキルシプーのコメント インタビュアー:素晴らしいゴールだったね キルシプー:3月からスプリントで勝ってなかったし、昨日も調子が悪かった。ツールで勝てればいいなと。レース中からだんだん調子が上がってきた。昨日はひどかったから、第1ステージを勝手ほんとにほんとに嬉しいよ。
|