*は訳者注です。
7/5(土) プロローグ 大変な1日、これがもっと続く (マイケル・ロジャース: Quick Step)
ツールドフランスは世界最大の自転車レースだ。 誰もが知っているレースだが、 今日、100周年の記念のスタートが祝われた時、ツールがいかに大きなレースかということを僕は直に肌で感じることとなった。

まず最初に、大会運営側と大勢の人がいた。 レースをしている時だけれども、本当にそれを聞くことはできない。 僕は見たが、レースゾーンの内側にいるのだった。

ここにいる大勢のメディアはまったく別ものだ。 スタートの日が近づくにつれて、多くのインタビュー、質問が行われる。 そのほとんどが自分の手の届かないところで行われる。

チームやスポンサーは結果を重要視するので、 ツールを走る者はみなステージ優勝をして自分の人生を変えることができるのだ。

だから今日は積極的に走ってみた。 明らかに、ブラッドリー・マクギー(*FDJ/プロローグ優勝)に13秒差の19位でフィニッシュできたことで、僕には十分な休息やこの経験を振り返り、それからもう一度トライできるチャンスを待つ必要があるだろう。

プロローグのコースは、スタートから一直線に丘があって、難しいものだった。 良く走れていてかなり調子よく感じていたが、ラスト2kmはセメントの壁に向かって走っているようだった。

ツール初出場のプレッシャーだったのか?それとも、優勝候補の一人として騒がれすぎたのか? いや・・・そうじゃない。 この2ヶ月、ツールオブベルギー、ツールオブジャーマニー、それからルートドゥサッドを優勝して、僕の足は本当に調子がいい、だから優勝候補に名前が挙がったんだ。

1年を通じてこのプロローグにベースを置いてきたのも事実だ。 このことは隠すことではないし、後悔もしていない。

もちろん、スタート前は少し神経質になっていた。 ウォーミングアップも調子よく、僕には自信があった。 準備万端だった。 ホテルの部屋はイタリア人チームメイトのダヴィド・ブラマーティと同じで、金曜の夜(*プロローグ前夜)はよく眠れた。 それから今朝は、もしいい走りができたら全てがここから変わるんだと自覚する前に、プロローグのコースを3,4週走った。

したがって、できるだけ積極的に走った。あんなに短いタイムトライアルだったけれども。 たとえこういう走り方を続けていくとしても。もしそうしないなら・・・まぁ、それも1つのレースの走り方ってことだ。

ラスト2km以外は高速だった。 自分が快適だと思える一番思いギアを踏んでできるだけ攻めた。

これから先は今日よりも良いものになるだろう。 しかしまだ19〜20日間残っているから、今の僕に必要なのは休息とベストな結果を期待することだ。