7/8(火) 第3ステージ シャルルヴィル・メジエール 〜 サン・ディジェー 160km
レース序盤はFDダクルス、Jeanナゾン、Eusukaltelウナイ・エチェバリアがアタックを決めていました。第2スプリントポイントに入るところでこの3人は集団に吸収され、その後Kelmeムニョスがアタックしますが失敗、さらにCSCジャラベールがアタックするも失敗、補給ポイントの前にアタックをしかけたBoulangereジェランが一人逃げることになりました。CSCはエースのハミルトンが第1ステージでの落車で鎖骨を骨折しており、あまり集団についていけないでいたので、今日のステージはハミルトンを温存して、ジャラベールで勝負しよう、という戦略だったようです。そうでなければ、自分のチームのエースが苦しんでいるところに、集団のペースを上げるようなマネはできませんよね。FDキャスペールはあと2,3日首のギプスが必要なようですが、今日も最後で、同じく落車したRaboボーヘルトと共に力無くゴールしていました。

Boulangereジェランが逃げている頃、「芸術家に自由を」なんてスローガンを掲げたデモ隊が道をふさいでいて、一時ストップさせられていました。もちろん怒りを露わにしたジェランはボトルを投げ捨てて走り去っていきました。せっかく同じフランス人がアタックを決めている時なのに!しかもツールとは関係ないデモじゃん。露出を狙いたいのは分かるけど、せめて選手の邪魔にならないようにしてほしかった。そんな人たちに自由を語る資格なんてないんじゃないのか??

結局ジェランは吸収され、勝負はゴールスプリントへ。 ラスト1kmから2度コーナーを曲がるコースでした。相変わらず列車らしい列車が作られないまま、混沌のゴールスプリントへ。最後のコーナーを曲がって先頭はFassaペタッキ、その後ろでフレイレ、ザベルのところに入りきれなかったGerolsteinerの選手が落車。バイクパンツが激しく破れ、スタッフに囲まれていました。残りの400m弱を一人で走りきったペタッキが優勝しました。後ろにいたチームメイトはゴールする前からガッツポーズしてましたしね。

スプリントポイントでボーナスタイムを稼いだナゾンが、マクギーからリーダージャージを奪いました。逃げたかいがありました。

1位ペタッキ(FAS)2位バインシュタインス(VIN)3位フレイレ(RAB)4位ザベル(TEL)5位マキュアン(LOT)
6位パオリーニ(QSD)7位ポラック(GST)8位フルラン(ALS)9位コメッソ(SAE)10位オグレディ(CA)
リーダージャージ:ナゾン(JDL)ポイント賞:マキュアン(LOT)山岳賞:マンジャン(FDJ)新人賞:クック(FDJ)