7/26(土) 第19ステージ ポルニック 〜 ナント(ITT) 49km
雨降りのタイムトライアルになりましたね。 ツールが始まって南下するにつれ、暑さは厳しくなり、雨でも降らないかと思っていたけど、ここで降るとは・・・。 今日は僅差の総合争いに決着をつける大事な1日。アームストロングVSウルリッヒの一騎打ちだったのに。今まで紳士的に戦ってきた2人ですからね。お互いベストコンディションで臨めることを祈っておりました。 第1計測ポイントでは前回のTT同様2人は同タイム。アームストロングにはバーチャルウルリッヒでも見えてたんじゃないかって感じでしたね。 第2計測ポイントでは2,3秒差。前回のTTではここで40秒ウルリッヒが上回っていたのですが、今回はそうもいかない感じ。ここまでの平均時速56kmですよ。すごすぎる。 残念ながらウルリッヒがコーナーで落車してしまいました。今日は雨で路面がスリップしやすく、同じところで落車したペシェルはもう1度、ブルセギンも2回落車していて、ミラー、ラタサなど他にも多くの選手が落車し、バイクパンツに大きな傷をつけてゴールするシーンが見られました。

TTの最高時速を上回る勢いで戦っていたウルリッヒだっただけに、大変残念です。コースの試走していないという話でしたが、本当だとしたらなおさら残念です。 ベロキにしてもウルリッヒにしても、本気の攻めに出た故ですが、勝負というのは本当に紙一重なんだなぁとつくづく感じました。 ウルリッヒの落車後、アームストロングもスピードを抑えて「安全第一」の走りをしまして、ずっと厳しい表情でしたが、ゴール前になってようやく笑顔が見え始め、渾身のガッツポーズでゴールしていました。見ている私たち以上に、彼の胸にはいろいろな思いが去来したことでしょう。

結局ステージはミラーの優勝になりました。彼も落車したようですが、大変残念なプロローグのTTを乗り越え、地元でのアタックに失敗したりしながらも、最後のTTをあきらめずに攻めたかいがありました。形としてはアームストロングがTTを制して総合優勝してくれた方がいいんですが、優勝がミラーして喜んだ人も多いかなと思ってます。 それにしても、トップ10のうち4人がUSポスタルですよ、すごい!! アルプス越えて、ピレネー越えて、3週間走り続けてなのに。TTも走れるオールラウンダーなスーパーアシストたち。そして3人チームになりながら、昨日はチョーニが逃げ集団に入り、今日はブルセギンがトップ10、バッソは総合6位ですよ。序盤はペタッキばかりが目立ったFassaですが、ほんとに良く頑張りました。
1位ミラー(COF)2位ハミルトン(CSC)3位アームストロング(USP)4位ウルリッヒ(BIA)5位ボドロギ(QSD)
6位エキモフ(USP)7位ペニャ(USP)8位ヒンカピー(USP)9位シャバネル(BLB)10位ブルセギン(FAS)
アームストロングマキュアンヴィランクメンショフ