7/22(月) 第16ステージ ポー 〜 バイヨンヌ 197.5km
今日はとうとうハミルトン(CSC)がやってくれました!
契約チャンネルの関係上放送を見た時には、すでに2つの山越えは終わっていて、ハミルトン(CSC)が一人逃げているところでした。詳細については、明日の再放送を見てからにします。
最大で5分差をつけていたのですが、約3分の差をつけてゴール。第1ステージの落車で鎖骨を骨折したのはすでに有名な話ですが、そんな彼がレースを続けていることがすでに奇跡ですし、アルプスを越え、ピレネーを越え、とうとう100kmを越える逃げを決めてしまうとは!!

どうか1勝してほしいとは思っていましたが、ハミルトンファンのみならずツールを応援している自転車ファンみんなが喜べたんじゃないかと。もちろん私も大喜び。 ゴール前でしきりにチームカーに合図をしていて、監督と握手してゴールするあたり、またまた人柄の良さがひきたっていました。ゴール後のインタビューには、アームストロングもお祝いに来たりして、チームは違えど彼も嬉しかったんでしょうね。

追記:
スタート直後に飛び出したのはフリキンゲル、BLBの選手、抑えのBIAの3人。 ちょっとした登りでカザルがアタック。 10km過ぎでベッティーニとミラーがアタック。ミラーはこの辺りが地元のようです。 その他まばらにアタックが繰り返され、集団は高速で展開していました。

メイン集団から後れていたハミルトンが4人のアシストにひっぱられ集団に戻りました。 同じ頃、ベッティーニはディレーラーのトラブルで集団に戻り、ミラーは一人で先頭を追いかけることに。 最終的な先頭集団は、フィノ、ドゥムラン(JDT)、フォルナチアリ(SAE)、モーレンホウト(LOT)、ファンデバウアー(QSD)、アルバロ・ゴンザレス(ONC)、シャバネル(BLB)、トゥルパン(AG2)、ワウテルス(RAB)、メルカド(BAN)、ソレンセン(CSC)、カザル(FDJ)、ラタサ(KLM)、ミホレビッチ(ALS)、クラン(COF)の15人。 クエスタ(CSC)のアシストでミラーは先頭集団に。

55km、ライセカ(EUS)、アールツ(TEL)、ハミルトン(CSC)がアタック!USPSはペースを上げません。 先頭集団を単独で追いかけていたアスタルロサにハミルトンが合流。 61km、ハミルトンと先頭集団との差は40秒差です。

1つ目の峠(1級)頂上数km手前でソレンセンが先頭から下がってきて、彼のアシストでハミルトンは先頭に合流。 山頂通過の時にはハミルトン、ソレンセン(CSC)、メルカド(BAN)、ワウテルス(RAB)、トゥルパン(AG2)、カザル(FDJ)、ラタサ(KEL)、ファンデバウアー(QSD)、ミホレビッチ(ALS)、ミラー(COF)の10人。
追走集団はクラン、クエスタ(COF)、フォルナチアリ(SAE)、ドゥムラン、フィノ(JDT)、モーレンホウト(LOT)、シャバネル(BLB)、アルバロ・ゴンザレス(ONC)、アスタルロサ(AG2)の9人。
補給ポイント(1つ目の峠を下り)を過ぎたところで、ミラーが後れ始める。クランが下がってきますが、ミラーに足が無いのを見ると何度か振り返りながらもミラーを置いて登っていきました。Cofidis総出でミラーをアシストしていましたが、残念ながらトップから32分遅れのグルペットでのゴールとなってしまいました。今年はいいとこなしで残念

ミラー、フィノがメイン集団に吸収。カザル、ラタサ、ワウテルスも先頭から後れました。 2つ目の峠でハミルトンが先頭集団から一人飛び出しました!後れて追走するのは、ファンデバウアー、メルカド、トゥルパン、ミホレビッチ、ソレンセンの5人。 クラン、フォルナチアリが集団に吸収。 3つ目の峠(1級)頂上付近では、ハミルトンの顔が目をぎゅっとつぶって走る姿が、痛みを感じさせます。 ワウテルス、ラタサが集団に吸収。 4つ目の峠(4級)でハミルトンとメイン集団との差は約4分半。 残り42.5kmのスプリントポイントを通過した時、メイン集団との差は5分以上開いていて、追走集団は吸収されそうな位置にいました。

一人タイムトライアル状態だったハミルトンに、メイン集団は総合順位を脅かされるFassa、Euskaltelだけでなく、とうとう総合3位のTelekomまで先頭交代しながら追走します。今回調子が良くないとは言え、Telekomのエースナンバーをつけたボテロ自ら先頭をひいているんです!それなのに、それなのにハミルトンとの差は縮まりません。USPSはここでは自分達の力を温存して、他のチームに先頭交代をさせていましたが、内心元チームメイトのハミルトンに逃げ切ってほしいと思っていたんじゃないでしょうか。 とうとう彼は100km以上の逃げ切って優勝しました。
1位ハミルトン(CSC)2位ザベル (TEL)3位クリフソフ(JDT)4位パオリーニ(QSD)5位グロムザー(SAE)
6位デフロート(RAB)7位ツベルグ(GST)8位カザル(FDJ)9位グイディ(BIA)10位オグレディ(CA)
アームストロングクックヴィランクメンショフ