7/15(火) 第10ステージ ギャップ 〜 マルセイユ 195km
全体的にはマルセイユに向かって下っていくので、3級山岳が2つはあるものの平坦コースの雰囲気です。早速ガルシア・アコスタ(BAN)、デフロート(RAB)、サッキ(SAE)、ゴーモン(COF)、ピール(CSC)、グティエレス(KEL)、バゲ(LOT)、ナゾン(BLB)、ハーゼルバーチャー(GST)の9人が逃げています。 メイン集団はUSPSがフルメンバーでコントロールしていました。前に7人、8番目がアームストロング、後ろにエラスという感じです。その後ろにはTelekomヴィノクロフがアシスト4人を連れて虎視眈々とマークしています。

アルベルト・ロペス(Eus)が道路からはみ出して溝に落ち、左腕から出血、バイクパンツも激しく破れていました。後半ではパドロノス(USP)も落車したらしく、左半身が泥だらけになっていました。
先頭集団が過ぎ、メイン集団が通る時に座り込んでのデモがありました。この為メイン集団が停止を余儀なくされました。解説の方もおっしゃっていましたが、メディアへの露出のためにいる人たちなので、映さない方がいいですよね。
170kmの山岳ポイントを過ぎたところで、グティエレス(KEL)がアタック。集団はお見合いをして追いかけず、少し差が開いて、8人とは約30秒差で追いかける形です。 先頭集団から23分ほど差が開いたところで、チーム総合順位を考慮するとガルシア・アコスタ(BAN)との差をできるだけ縮めたいEuskaltelが、メイン集団を引き始めました。

ピールがアタック、少し間をおいてサッキがアタック、6人がお見合いをしている間に、2人が協力して差を広げます。

残り10km、6人のアタックはあまり成功しない中、デフロートのアタックが成功しました。追いつけるでしょうか。 サッキ、ピールの2人で残り5kmを通過。デフロートは約50秒差。 サッキはピールに追いついた時に十字を切って今日の勝利を祈り、ラスト2kmに入るとき、ピールに握手を求め真剣勝負で行くことを示すかっこいパフォーマンス。ラスト1kmくらいからサッキは先頭交代をしなくなり、ピールは後ろを何度となく振り向きながら進みます。結局サッキが前に出たのは残り300m、もがくサッキにピールはさくっと並び、ぐいぐいっと抜き去ってしまいました。サッキのゴールシーン&パフォーマンスも見てみたかったけど、がんばってるハミルトンのチームメイトですからね、CSCのごほうびデーですね。

メイン集団のゴールはポイント賞争い。ポイント賞のFDJが列車を組んでいるところ、なぜかミラー(COF)が引き、FDJのアシストがひき、クック(FDJ)が飛び出します。ザベル(TEL)はあきらめてしまい、マキュアンが競りますがクックが先にゴール。

1位ピール(CSC)2位サッキ(SAE)3位デフロート(RAB)4位ナゾン(BLB)5位ハーゼルバーチャー(GST)
6位ゴーモン(COF)7位バゲ(LOT)8位ガルシア・アコスタ(BAN)9位グティエレス(KEL)10位クック(FDJ)
リーダージャージ:アームストロング(USP)ポイント賞:クック(FDJ)山岳賞:ヴィランク(QSD)新人賞:メンショフ(BAN)