5/15(月) 第9ステージ フランカヴィラ・アル・マーレ 〜 テルモリ 127km
マリア・ローザは本命!イバン・バッソ(CSC)。
マリア・チクラミーノはロビー・マキュアン(DVL)、ヘルメットも紫。
マリア・ブルーはパオロ・サヴォルデッリ(DIS)
マリア・ヴェルデはイバン・バッソ(CSC)、2位のスタフ・シェーリンクス(COF)が着用

アドリア海に近いエリアを走るコース。距離も短め(レースにしてはね!)127km、山岳も3級が1つなので、スプリンターのステージになるのではないかと予想されています。

序盤から逃げているのは、ユーリ・クリフソフ(A2R)、シリル・モヌレ(FDJ)の2人。
クリフソフは27歳、通算5勝。モヌレは23歳、プロ2年目で目立った勝利はなし。
というわけで、TV解説ではモヌレは初出場なんでしょう、みたいな話がありましたが、違いますよT口さん! モヌレは昨年もジロに出場していました。116位で完走してましたよ〜。

ラファエル・イッリアーノ(SLI)も序盤の逃げに加わっていたものの、18kmくらいの地点で吸収されたようです。
63.5kmの110Gazzattaポイントを通過。メイン集団とのタイム差は4分弱。 メイン集団はQuickStepが引いているので、金ヘルメットのパオロ・ベッティーニは今日こそやる気かもですね。
集団内ではストレッチをする選手が続出。昨日の山岳ステージ明けでもあり、のんびりムードですね。

バッソが何かで遅れたもよう。CSCのアシスト2人+その他の選手と共に集団復帰を目指してます。
深刻なトラブルではなさそうですね。

残り50kmを過ぎてタイム差は3'52"、モヌレが遅れ始める。クリフソフは2003年にウクライナTTで3位、2004年のオリンピックTTで11位。それよりも今年&一昨年のシルキュイ・デ・ラ・サルトで山岳賞、昨年はRUNDFAHRTの山岳賞、どっちかっていうと、平坦より山岳の方が得意だったりするのでは??

メイン集団の最後尾をブラッドリー・マクギー(FDJ)だと思ったら、アンドーニ・アラナガ(EUS)とともに、集団から離れて行く。。。
先頭のクリフソフは残り40kmを通過。
先頭のクリフソフから遅れたモヌレまでが1分、メイン集団までが2'12"。

本日の山岳ポイント。QSIのバゲ、ガラテ、ベッティーニの順に登り始めたが、ルフェーブル(BTL)が飛び出すが、グティエレス(PHO)なども飛び出し、結局グティエレス、ダビド・レベリン(GST)、イェンス・フォイクト(CSC)で通過。
グティエレスが「このまま交代して逃げよう」という意味で手をグルグルしてみるが、フォイクトにフラれる。グティエレスは総合2位なので、総合リーダーのいるCSCが一緒に逃げるってのは、ナシですね。
集団の中程にいたマキュアンがどんどん周りの選手に抜かれて行く。先頭から50"遅れてポイントを通過。

メイン集団からスタフ・シェーリンクス、スコット・デイビス(TMB)、(BTL)、(SLI)など4名が抜け出すが、吸収される。
マキュアンは後方集団。ベルト・レゼムスがメイン集団に戻すために必死で引く。
残り15km、先頭は4人。さらにホセ・ルイス・ルビエラ(DIS)が単独5番手。6番手にメイン集団ですが、マキュアングループは集団に復帰できた。

4人の中からデイビスがアタック。解説のI中さんによると、アラン・デイビスのお兄さんらしいです。
ホセ・セルパが単独2番手だったが、メイン集団から飛び出したペッリゾッティ(LIQ)がセルパをかわし、デイビスと2人で先頭に。
ベッティーニもクネゴも飛び出すが、残り10kmで吸収される。

ステフ・クレメント(BTL)も飛び出してみる。。。がガラテ先頭で吸収され、SLIも飛び出そうと加速するが、CSCがぴったりマーク。
集団の先頭はLMP、TMB、QSIが引いている。バッソは危険回避のため集団の前方。マキュアンは真ん中あたりで休んでいる。
クレメントが再度飛び出すが成功せず。

残り5km、先頭はガラテ(QSI)、ウルリッヒゴンチャール、LMP、MRMが高速で交代していく。マキュアンはまだ中盤。
若干の坂道になっているところで、左端からマシュー・ホワイト(DIS)、コロブネフ(RAB)が飛び出す。さらに(CA)も加わる。
ホワイトはやる気十分だったが、3人はうまくいかず吸収。
カウンターアタックでCEI/CAが飛び出すが、またしても吸収。

残り1km、LMPが下がって、MRM3人。4番手にベッティーニ。マキュアンは10番手くらい。
AG2先行、左からベッティーニ、右からポラック。結局ベッティーニはさしきれず、写真判定でトマス・ヴァイクスの勝利!
ポラック悔しそう〜。
ベッティーニはついガッツポーズをしちゃったものの、ゴールラインを越えてから、ヴァイクスを見て、「あ、オレじゃなかったかも」と気づいた感じでしたね。

1位 トマス・ヴァイクス(A2R) 2位 パオロ・ベッティーニ(QSI) 3位 オラフ・ポラック(TMB) 4位 ロビー・マキュアン(DVL) 5位 フィリップ・ジルベール(FDJ)
6位 アレクサンドル・ボチャロフ(CA) 7位 マヌエル・モーリ(SAU) 8位 アクセル・マクシミリアーノ(PAN) 9位 レオナルド・ドゥケ(COF)10位 アレッサンドロ・スペツィアレッティ(LIQ)
マリアローザ:イバン・バッソ(CSC)マリアチクラミーノ:ロビー・マキュアン(DVL)マリアヴェルデ:イバン・バッソ(CSC)マリアブルー:パオロ・サヴォルデッリ(DIS)
GC2 ホセ・エンリケ・グティエレス(PHO) +1'34" GC3 ダミアーノ・クネゴ(LMP) +1'48" GC4 パオロ・サヴォルデッリ(DIS) +2'35" GC5 セルゲイ・ゴンチャール(TMB) +2'43" GC6 ダニーロ・ディルーカ(LIQ) +2'48"
[Giro d'Italia 2006 Top]