5/12(水) 第4ステージ  ポッレッタ・テルメ(Porretta Terme) 〜 チビテッラ・デル・トンゴ工場(Civitella in Val Di Chiana) 187km
スタートしてすぐに峠が1つ、中盤に峠が1つ、後半は大きな峠もなく平坦ゴールになるコース。
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ラファエル・イッリアーノ(CLS)が1人アタック、追いかける6人はジュゼッペ・ムラリア(FOR)、アレッサンドロ・ヴァノッティ(DEN)、ニコラ・ローダ(TNX)、パオロ・ランフランキ(CHE)、アンドーニ・アラナガ(CHJ)、マリアーノ・ピッコリ(LMP)、メイン集団はSaecoがしっかり。

75km地点でペタッキが落車。おそらく自転車にぶつかって尾骨が痛かったとのこと。 ヴェーロが一緒に残って、コドルを先頭に追い上げ、FASのチーム全員で集団復帰を目指した。まるでチームタイムトライアル!
スプリンター、クァランタのいるFormaggiも集団から遅れてチームメイト4人とグループを作っていた。

先頭はアレッサンドロ・ヴァノッティ(DEN)。山岳賞狙いのアレクサンドル・モース(PHO)が、集団から飛び出しヴァノッティを抜きさってポイントGet。
先頭は6人のまま。ペタッキが集団に復帰したと思ったら、今度は逃げている6人を捕まえるため、FASのアシストがメイン集団の先頭を引いていた。働き者〜。
134km地点にインテルジロが設定されていたが、その時点で先頭6人とのタイム差は32"。残りは50km。
残り40km、さらに逃げていたローダ、ヴァノッティ、アラナガの3人も吸収された。先頭はコドル、グストフ、サッキのFAS勢が高速で引くのでアタックが出ない。

残り13km、再度雨が降ってきて、ニコ・シーメンス(LBK)、フランコ・ヴィラ・エランドネア(LMP)、ヤン・ファン・ヴェルゼン(CHJ)などの選手が横の畑に落ちてしまった。どうやら前が止まったのでクラッシュを避けてのことだったもよう。ダニエル・リギー(LMP)、ファン・マヌエル・ガラテ(LMP)、ニコラ・ヴォゴンディ(FDJ)、マシュー・ウィルソン(FDJ)、ダニエル・シュニーダ(PHO)、パヴェル・トンコフ(VIN)も巻き込まれた。
周回コースに入り雨模様。残り3km、FASのアシストが先頭で4人(オンガラート、ヴェーロなど)+ペタッキ。 ゴールスプリントに入ろうかという残り250m、チポリーニがチームメイト、アウグの車輪にひっかかって落車。アンドレア・トンティ(SAE)、キリロ・ポスペイエフ(ACQ)が巻き込まれた。 ペタッキより後ろの出来事だったので、落車には気づかないままペタッキはゴールスプリントを制し2勝目を挙げた。

レース後のペタッキのコメント。
「良いスプリントができた。今日の結果には満足していると言っていいだろう。不運なことにゴール前ではチポリーニを巻き込む落車があって、残念だ。もし明日マリオが出走しないことになったら、僕たちのスプリント争いの魅力やジロの主役を失うことになるだろう。したがって僕は心から明日彼がレースにいることを願うよ。まだ今日のスプリントを見てないからどんな落車が起こったのか分からないし、僕がチポリーニを最後に見たのは、ラスト1kmに入ったところで、その時彼は僕の後ろについていた。僕が加速した時横に並んだ人はいなくて、ゴール数メートル手前でようやくマキュアンのタイヤが見えたくらいだった。」

この日のゴールは80,90年代にチームのスポンサーをしていたデル・トンゴの工場のある地。チポリーニもプロ最初の3年間このチームで勝利をあげていたので、彼の活躍が望まれていた。その地での落車は非常に残念だった。by akemi

1位 アレッサンドロ・ペタッキ(FAS)2位 ロビー・マキュアン(LOT)3位 シモーネ・カダムーロ(DEN)4位 マルコ・ザノッティ(VIN)5位 フレッド・ロドリゲス(ACQ)
6位 マッシモ・ストラッツェール(SAU)7位 マニュス・バックステット(ALS)8位 アレクサンドル・ウソフ(PHO)9位 アレハンドロ・ボラホ(CHE)10位 グラシアーノ・ガスパッレ(DEN)
マリアローザ:ジルベルト・シモーニ(SAE)マリアチクラミーノ:アレッサンドロ・ペタッキ(FAS)マリアヴェルデ:ジルベルト・シモーニ(SAE)マリアアッズーラ:アレッサンドロ・ヴァノッティ(DEN)