5/22(金) 第13ステージ トリエステ(Trieste) 〜 カルソ高地 (Altopiano Carsico) 52km
個人タイムトライアル。前半に登りのピークがあり、後半は平坦。海岸沿いを走るコース。
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放送はブラッドリー・マクギー(FAS)を含むラスト13人のスタートから。暫定トップはマルツィオ・ブルセギン(FAS)
ガルゼッリの走りは調子が良く、10km地点のタイムチェックではトップ!ところが15km地点でバイク交換。「ディレイラーが壊れてバイク交換するしかなかった。それでリズムが崩れ、スペアバイクだったから同じようには走れなかった」とガルゼッリのコメント。

シモーニはコーナーで路面のペイントで滑って落車。右手、右肘、左膝から流血。バイクパンツも少し破れてしまった。マクギーの頃は雨が降っていなかったのだが、ゴンチャールの頃から路面がぬれはじめており、落車してからのコーナーはゆっくりになってしまった。
「あぁ落車したよ。今日は落車したくなかった。(ポポヴィッチとのタイム差が2分近くになったことについて)山岳ステージで見ててよ」とシモーニのコメント。

スヴェン・モンゴメリ(GST)も落車したらしく、右肩のジャージがぱっくり、血を流し、ゴール後救急車に乗っていった。
AlessioのTT用ヘルメットはなぜか3分割にラインの入ったデザインで、仮面ライダーのよう。ハエっぽい。。。

ダミアーノ・クネゴのマリア・ローザもここまで。トップから約3分遅れの23位でフィニッシュした。
「今日はポポヴィッチが強いだろうと思っていたよ。僕はベストを尽くしたけどTTスペシャリストではないからね。今回は今までに経験した中で、本当に一番大きなTTになったよ。
シモーニと僕は仲間だよ。彼はチームのキャプテンだし、だから山岳でも一緒に走るだろう。最終週、僕よりもジルベルトは強いよ。僕たちはレースはまだ広く開かれていると考えてる。ミラノ(ゴール)に行く前にまだ登りがあるからね」とクネゴのコメント。

優勝は一人1時間7分の壁を破ったセルゲイ・ゴンチャール。軽めのギアで高回転を維持するマクギーとは対照的に、重めのギアを踏みながら走ったTTスペシャリストが勝ち、表彰台では大喜びだった。

マリア・ローザはとうとうSaecoの手を離れ、トップから34"でフィニッシュしたポポヴィッチに。表彰台にはバイクスポンサーのエルネスト・コルナゴ氏まで上がって、まるで「大はしゃぎのお父さん」って感じ(笑)
「今日ここにいる人みんなに会えてすごく嬉しい。サポートしてくれた tifosi(サングラスメーカー)に感謝したい、特に母親にも。僕のために毎日祈ってくれたからね。Bormio2000(18ST)は僕にとっていいステージになるよ。何があっても今は本当に嬉しい、まるで天国にいるみたいだ。ミラノまではまだ長い。何が起こるか見ててよ」とポポヴィッチのコメント。

1位 セルゲイ・ゴンチャール(DEN)2位 ブラッドリー・マクギー(FDJ)3位 ヤロスラフ・ポポヴィッチ(LBK)4位 マルツィオ・ブルセギン(FAS)5位 ルーベンス・ベルトリアーティ(SAU)
6位 リナルド・ノチェンティーニ(ACQ)7位 マニュス・バックステット(ALS)8位 ルッセル・ヴァンホウト(CLS)9位 フランコ・ペッリゾッティ(ALS)10位 オラフ・ポラック(GST)
マリアローザ:ヤロスラフ・ポポヴィッチ(LBK)マリアチクラミーノ:アレッサンドロ・ペタッキ(SAE)マリアヴェルデ:ファビアン・ウェッヒマン(GST)マリアアッズーラ:マルロン・ペレス(CLS)