パリ〜 ニース

フランスにて3/7〜3/14、パリ〜ニースのステージレースが行われた。8ステージでトータル1,305.7km。
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日時/曜日 ステージ 開催地 距離
3/7(日) 第1ステージ ITT Chaville 〜 Vanves 13.2km
TTの世界チャンピオン、ミラー(COF)はあまり好調ではなかったようで、4位。レベリン(GST)が暫定1位だったのですが、ONCからCSCに移籍したヤクシェが優勝しイエロージャージの総合リーダーとなりました。元チャンピオンのツーレ(PHO)は6位、前チャンピオンのヴィノクロフ(TMB)は26"+の16位、ハミルトン(PHO)は38"+の29位でした。
シルヴァン・シャバネル(BLB)のふくらはぎにタトゥーを発見
総合順位 1位:ヨルグ・ヤクシェ(CSC) 2位:ダビド・レベリン(GST)4"+ 3位:エリック・デッケル(RAB)4"+ 4位:デイビッド・ミラー(COF)13"+ 5位:アルベルト・コンタドール(LIB)13"+
3/8(月) 第2ステージ Chaville 〜 Montargis 166.5km
横風区間でCSCが組織的な動きを見せ、集団が4つに分断されました。先頭にはCHJが単独で逃げており、第1集団はCSCが全員でヤクシェをガード、これによりヴィノクロフ(TMB)、ライフェマー(RAB)、モンクティエ(COF)、ブロシャール(AG2)、ランディス(USP)などの有力勢が5分以上タイムをロスし、総合争いから遠くなりました。 残り43km最後のスプリントポイントでもヤクシェがボーナスタイムをゲット。ゴールスプリントはペドロ・オリヨ(QSD)が制しました。
総合順位 1位:ヨルグ・ヤクシェ(CSC) 2位:ダビド・レベリン(GST)6"+ 3位:ボビー・ジュリク(CSC)18"+↑ 4位:フランク・バンデンブルック(FAS)22"+↑ 5位:イェンス・フォイクト(CSC)22"+↑
3/9(火) 第3ステージ La Chapelle Saint Ursin 〜 Roanne 229km
レオン・ファンボン(LOT)、トマス・ジーグラー(GST)が逃げる。残り55kmでも差は10分。最後の山岳に入り、リバティー・セグロスが先頭を引き2人を追いかける。ラスト1kmでも2人のまま。プロ2年目のジーグラーとベテランのファンボンでは、ファンボンの勝ちでした。集団からはトム・ボーネンがスプリントをとりました。
総合順位 変動無し
3/10(水) 第4ステージ キャンセル Roanne 〜 Le Puy-en Velay 179km
雪が降っているため安全な地点までニュートラル区間として走ることになりました。が、ゆっくり走る事も困難ため主催者のジャン・マリー・ルブラン氏と選手が協議した結果、レースができるところまで車で移動することになりました。山頂の気温もマイナス6℃。というわけで、このステージはキャンセルになりました。シーズン序盤なので、選手に危険を犯させるわけにはいきませんよね。
顔まで覆うサミュエル・サンチェス(EUS)
総合順位 変動無し
3/11(木) 第5ステージ Le Puy-en-Velay 〜 Rasteau 215km
U.エチェバリア(EUS)、バラノウスキー(LIB)、A.オサ(BAN)の3人がアタック。エチェバリアが脱落し集団に吸収。集団はCSCが支配。残り30kmで逃げていた2人も吸収。横風でメイン集団が崩壊。先頭集団の10人中6人がCSC、残りはヴィノクロフ(TMB)、レベリン(GST)、ヒンカピー(USP)、クック(FDJ)。最後の山岳残り8kmでヴィノクロフがアタックし、そのまま逃げ切りました。
総合順位 1位:ヨルグ・ヤクシェ(CSC)|2位:ダビド・レベリン(GST)10"+|3位:ボビー・ジュリク(CSC)25"+↑|4位:イェンス・フォイクト(CSC)27"+↑|5位:ジョージ・ヒンカピー(USP)44"+↑
3/12(金) 第6ステージ Rasteau 〜 Gap 173.5km
アイトール・オサ、ニコラ・ポルタルの2人で逃げましたが、ポルタルが遅れ、オサが山岳ポイントをゲット。残り15kmは最後の1級山岳。バンデンブルック(FAS)、ヤクシェ(CSC)、ツーレ(PHO)の順。 先頭の6人がコーナーを曲がり、15秒後にメイン集団がコーナーを曲がる時、オスカル・ペレイロが落車した模様。 ブリュイランツ(CHJ)、ランディス(USP)、サンチェス(EUS)、メンショフ(BAN)の4人が抜け出し、サンチェスに競り勝ったデニス・メンショフが優勝。
トレードマークだったロン毛を短髪にしたブロシャール(AG2)
総合順位 1位:ヨルグ・ヤクシェ(CSC) 2位:ダビド・レベリン(GST)14"+ 3位:ボビー・ジュリク(CSC)42"+ 4位:イェンス・フォイクト(CSC)46"+ 5位:ジョージ・ヒンカピー(USP)48"+
3/13(土) 第7ステージ Digne-les-Bains 〜 Cannes 185.5km
CSCからブロウズンが未出走、バルトリ、ピールがリタイアしヤクシェのアシストは4人に。最後の2級山岳、ヴィノクロフ(TMB)がアタック。ライフェマー(RAB)が続き、サミュエル・サンチェス(EUS)が飛び出す。山岳ポイントはバンデンブルック(FAS)が1位通過。猛烈な下りぶりでサンチェスが飛び出す。平坦に入ってヴィノクロフがサンチェスをあっさり抜きさり2勝目。5'30"も差があったのに。ゴールスプリントはキルシェン(FAS)がとりました。
今日のリタイアはヴィランクを含め17人でした。
総合順位 1位:ヨルグ・ヤクシェ(CSC) 2位:ダビド・レベリン(GST)15"+ 3位:ボビー・ジュリク(CSC)43"+ 4位:イェンス・フォイクト(CSC)43"+ 5位:ジョージ・ヒンカピー(USP)46"+
3/14(日) 第8ステージ Nice 〜 Nice 144km
最後のシャトーヌフ峠の登りで、ヴィノクロフ、ハイクマン(TMB)、ライフェマー(RAB)、ポアヴェ(CA)、コンタドール(LIB)、モンクティエ(COF)、ハミルトン(PHO)、A.オサ、メンショフ(BAN)、ゴルカ・ゴンザレス(EUS)がメイン集団から飛び出しました。エズ峠では先頭はメンショフとヴィノクロフの2人に。メンショフの後ろについたヴィノクロフがきっちり勝利でしめました。
総合順位 1位:ヨルグ・ヤクシェ(CSC) 2位:ダビド・レベリン(GST) 3位:ボビー・ジュリク(CSC)
ポイント賞 ダビド・レベリン
山岳賞 アイトール・オサ
新人賞 マイケル・ロジャース
ところで私が観戦したのはJsportsのハイライト番組(なんと1時間)。聞き慣れない声のナレーションでした。「このレースには多くのスプリンターが参加しています」と言いながら、挙げられた選手がマキュアンとヒンカピー。。。ヒンカピーじゃなくて、クックとかJ.P.ナゾンとか出てるでしょ!と思ったのは私だけではないはず。 リバティーセグロスを「リベルティセグロス」と言うのはスペイン語読みなのかな、と思いながらもAG2rをエージーツーアールと読まれちゃうと???現地語読みにするか英語読みにするか統一してほしかったなと。 何度も「ヒンカピーが・・・」と言うわりに、顔は1度もうつらなかったし。。。 今回は観戦メモと言いながら、観戦した気がしません。1ステージ10分も見てないんですから。今まで放映されていなかったから、見られるだけでも有り難いんですけどね。